「「ガゼル!!」」

「「「ガゼル様!!!」」」


「………は?」



「そろそろ決めて貰おうか」
「グラン、何を?」

「いい加減にしろよてめ、」
「…バーン」

「本は閉じて下さい!」
「ヒ、ヒート?」

「今大事な話をしているんですよ?」
「ア、イキュー…」

「私達の話聞いてましたか!?」
「アイシーまで…悪い、聞いてなかった」

「だから〜、」

「?」


「「ガゼル(様)の好きな人は誰かって話をしてるんだ(です)!!!」」
「…へぇ」
「で?答えは?なんですか?」
「そんなの決まってるじゃないか」


グラン以外「「「「えっ!?」」」」

「じゃあ誰なんだい?」




「皆。」

「え…」
「いや、あの、」
「違いますよガゼル様…」
「俺らが聞きたいのは、」
「誰が一番好きかって事だよ」

「……、私にも分からない」

「ガゼル、俺に決まってるだろ?」
「違いますよねガゼル様、僕ですよね!」
「ガゼルは俺の事が好きなんだよね?」
「ガゼル様が好きなのは私に決まってるでしょう!」
「アイシーは黙るんだ。…俺ですよね?」

「う…え、」


「ほら!ガゼルは俺が好きだってさ!!」
「そんな事は一言も言ってねーぞグラン」
「バーン様も少し黙っててくれると嬉しいです」
「絶対やだね」

「私、ガゼル様が好きですっ!」
「自分で告白してどうするんだ…」
「アイキューは黙って!」
「は、はい」


ぎゃあぎゃあ  ざわざわ 


---


「(うるさいな…)」
「ガゼル、ガゼル!」
「何、グラン」
「今のうちにさ、こっそり抜け出しちゃおうよ」
「え…いいの?」
「いいよいいよ、ほっとけば」
「でも…」
「ほら、こっちこっち!」
「わっ!」


ぎぃ…ぱたんっ。


「あれ、今なんか音しませんでした?」
「気のせいだろ…って、ガゼルいねぇし!」
「本当だ………あ、グラン様もいない!」
「ガゼル様、グラン様に拉致されたんだわ!」
「僕がちゃんとガゼル様を見とけば…!」


「ちっ…追いかけるぞ!!」

「「「「は、はいっ!」」」」


---


「ふふ、ここにいれば見つからないね」
「静かな所だな…」
「でしょ!これからここで本とか読んでもいいよ!」


「…私、グランのそういう所、好きだよ」






(ガゼル…)
(…グラン、)
(何?)
(寒い)
(…俺があっためてあげようか?)
(………うん)

(ガゼルがデレたああああああ!)



おわり

そして謝罪

すいません…!
誰が誰だか分かったでしょうか…(^^;)
アイシーのキャラがよく分かりませんでした!
ごめんなさ…(殴

こんなのになってしまいましたが、
感想をお聞かせ下さい。


リクエストありがとうございました!