グラン視点






毎日毎日、いい加減にしてほしいよ。

俺だって、ガゼルの事好きなのに。





「グラン」


ガゼルが俺を呼んだ。
久しぶりすぎて一瞬、誰が俺を呼んだのか分からなかった。


「ガゼル、どうしたの?」
「…バーンとケンカした」
「そりゃまた…どうして」
「別に…っ」

「…言いたくないなら言わなくてもいいよ」


ガゼルとバーンが仲直りするのを手伝うわけじゃないけど、
そのままガゼルの泣きそうな顔を見ている事は出来なかった。


俺の足は自然とバーンがいる所へ。



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「バーン、ちょっといいかい?」
「…グラン?珍しいな」


俺はバーンの部屋に来た。


「で?どうしたんだよ?」
「……ガゼルの事なんだけど、」


俺は質問した。

ガゼルとどうしてケンカしたのか。
そして、返ってきた答えはこうだ。


「俺はガゼルが、好きなんだ」


「知ってるよ」
「だけどアイツが俺の事を、嫌いって言うから…っ」


バーンはガゼルと同じように、今にも泣き出しそうな顔だった。
俺は少し困ったような顔をして、


「それがガゼルじゃないのかい?素直になれないんだよ、きっと」


そう、俺のように。
俺だってガゼルが好きだ、と言いたかった。
でも、それは我慢した。

後ろから走って来たガゼルの表情を見て、
言うのをやめた。


「バーン、「ガゼル、ごめんな…」…!」


「…私が先に言おうとしてたのに」
「え、」


これで一件落着だね

俺は、ガゼルが笑っていてくれれば、それでいいんだ。




終わり


謝罪

すみません!睦月様、本当にごめんなさい!
1ヵ月も遅れたうえに、内容が終わってますね(^^;)

もっと攻め攻めしいグランを書いてほしかった、とかいうのがあれば、書きますので!
はっ…私のサイトには押せ押せなグランがいない…((

リクエスト、ありがとうございました!