3DSについて。
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少し、片方の肩だけが重いような気はしていたんだ。





「へー、すごいんだな」
「……………っ!?」

突然耳元で聞こえた声に、心臓が跳ねる。私はヒロトから借りた画面から飛び出すという某最新ゲームに夢中になっていたせいか全く気付かなかった。何でここに?ノックはしたのか?そもそもどうやって入った?、とか、聞きたい事はたくさんあった。実はもっとある。が、その顔の近さに混乱してしまい、何ひとつ口に出せなかった。
と、ここでどこか聞き覚えのあるような哀しい感じのメロディが流れた。恐る恐る視線を手に持っているゲームの画面に向けると、そこにはゲームオーバーの文字が。そういえば、ポーズにするのを忘れていた。まあ例え忘れていなくても、こいつがこんな近距離にいる、と意識してしまえばもうゲームを続ける事は絶対に不可能、やはり同じ運命を辿っていたかもしれない。


この某最新ゲームは、正面から見ればそれはもう画面に奥行きがあり手前にあるものが飛び出してみえるのだが、横から覗くと本当に立体であるかどうかが分かりにくい。だから晴矢は画面の奥行きが見えやすいように、私が体育座りのような形で座っている後ろで晴矢が私を抱え込むようにして座り、おまけに私の肩に顎を乗せていた。





ゲームが見たかったから、なんてただの言い訳
(少しでも近くに居たいんだよ)



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途中で力尽きましたああああああ
いつか続き書くかもしれません