「ふふっ」
「何笑ってるのさ」
「いや、こうやって臨也の隣にいられるのって幸せだなあって思ってな」
「突然どうしたの?」

夏木がそんなこと言うの珍しいね、と隣に座ってテレビを観ていた臨也は少し驚いた顔をして俺を見る。

「別に?ただ、たまには素直になってみてもいいかと思って」
「へぇ…」
「お前が歪んでようが最低野郎だろうが俺はお前が…臨也が好きだよ」
「……」

面と向かって言うのは少し恥ずかしかったためテレビの方に向けていた視線を臨也の方へ戻すと、口元に手をあて頬を赤らめている臨也が。

「顔赤くして可愛いな」
「…うるさいよ」
「そんな顔で睨んでも怖くない」

クスクスと笑っていると急に腕を引かれぎゅうっと抱きしめられる。

「ちょっ」
「夏木…愛してるよ」
「…っ…耳元で無駄にいい声で囁くな馬鹿」
「仕返しだよ」

なんだかおかしくなって二人で笑い合う。たまには素直になってみるのも悪くないかもしれない。


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っ宵様から強奪……いえ、頂いてきました!
年上ですよ年上!!(黙
もうなんか読み終わったあとぶわってなりました///←
宵様ありがとうございました(^O^三^O^)