はじまり
るんるん、というような傍から見ても軽やかだとわかる足取りで俺の前を駆け行く幼子。ふわふわとした雰囲気を身に纏い、からりと晴れ晴れとした笑みを浮かべながら此方に振り返る様はさながら天使のようだ。
あの幼くて甲高い独特の声が、まだたどたどしい言葉で俺の名を呼ぶその姿にまるで弟が出来たかのような錯覚に陥る。
がしかし、生憎幼子は俺の弟でもなければ血縁者でもない、赤の他人。
それでもあの小さな体で懸命に俺を追い回してくる辺り、少なからず信頼されているんだと思う。ただ、人見知りしない子なだけかもしれないが。
そんなことを考えながらくるりと振り返った幼子の近くまで歩み寄り、ニコニコと笑いながら俺を見上げるヤツを可愛がるように(少し乱雑な気がしないでもないが)撫でてやる。キャッキャと声を上げながら足をばたつかせて喜ぶ辺り、とても可愛らしい。
「おにいたー! 手、ちゅなぐっス!」
小さなもみじのような手をいっぱいいっぱいに広げて俺へと差し出してくる幼子は、どうやら手を繋ぐことをご所望のようで、俺は“仕方ねぇなァ”と満更でもなさそうに呟きながらその小さな手と、対照的な大きな自分の手とをしっかりと繋いでやった。
「はじまり」
(( そんな彼らの年齢差は20歳 ))
はじまりからして微妙になってしまった、そして短い! 短すぎるぞー(´;ω;`)
で、でも!これはプロローグだから!と開き直る辺り管理人の適当人間っぷりが大っぴらになる瞬間ですね
ピクシブを徘徊中、たまたま開いたページにこの20歳差パロが載っていて思わず発狂
そのままの勢いで製作者様である薬剤ラムネ様にメールを送りつけ、連載させていただくことになりましたこの20歳差パロ。連載を快諾してくださった薬剤ラムネ様に感謝です!
そんな薬剤ラムネ様の描かれた20歳差パロはコチラです!
今後は「空回り恋もどき」と並行して連載していこうと思います
是非、是非こちらの方もよろしくお願いします!