「何?くら」
「んー?何もあらへんけど」
「くら、頭重いっ」
おれは今胡座をかいてる蔵の上に座ってる。間違った、座らせられてる。 その上、蔵の頭が肩の上に乗ってるから肩が疲れてきた。
「んーええ匂い〜」
「んっこしょばい!!つか、変態!おれから今すぐ離れやがれ!!」
「いや」
「…いやて」
子供かお前は。
「ん、愛してんで」
「…っ!な、なん!?急にっ!」
「かーわいいなー」
み、耳元はあかん!こいつ…!!絶対確信犯や!
「ひ、ぁ!?な、なに手ぇ入れとんねん!!」
「ん?やって、勃ってんもん」
「…あほ」
「そんなゆうてる自分も乗り気やん」
「ゆーな!」
そもそも、こんなことにしたのは蔵のせいや。 …蔵とすんのは嫌いちゃう。好きってゆうわけでもないけど!でもどっちかと聞かれたら…その、好きなんやと思う。不本意やけどな!!!
「何、考えてんの?随分余裕みたいやな」
「…っあ!ょ、余裕なんかな、んぁっ」
「めっちゃイかしたるわ」
おれには死刑宣告にしか聞こえなかった。
「…死ぬかと思った」
「でも良かったやろ?」
返事なんてしてやらん。 …けど、おれは嘘は付けへんから一応頷いといてやる。感謝しやがれ種石め。
「ほんま、かわええなあ」
「…ふん」
ららら君に唄うよ
口ずさむ幸福論
▼ラプソディー様に提出
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