▽ ルフィ
ふふふ。ルフィの真逆…!!
1人でニヤニヤしながらジュースに薬を混ぜていく。
どんな風に変わるのかな?サンジくんみたいな紳士な感じ?それともゾロみたいな硬派?またもやフランキーみたいな変態?んー、どうしよう!楽しみ!!
ルフィの真逆を想像しながらルフィが居るであろう甲板へ向かう。甲板に出るもののルフィの姿は見えない。船首かな?足を船首へ向けるとルフィの後ろ姿。
居た!
「ルフィ!」
「んあ?***か!」
そう言って口一杯に食べ物を詰め込むルフィ
「………そんなに食べると喉詰まらせるよ?」
「モゴブッ!モゴベバモババ!!」
「いや、何言ってるか分かんないから…」
「大丈夫だ!これくれぇで俺はブグッ!」
案の定喉を詰まらせたみたいだ。
ドンドンと胸を叩くルフィに、さっきの薬入りのジュースを渡す。
ゴクゴクと飲んでいくルフィ。
「ぷはー!助かった!さんきゅーな、***!」
「う、ううん!」
ニコーっといつもの笑顔で話すルフィ。
あ、あれ?変わってない?確かに薬入れたんだけどな?
ジュースが入っていた瓶を見ていると「あぶねぇ!」とルフィの声。
振り替えると大きな海王類が大きな口を開けてこちらに向かってきていた。
「ゴムゴムの〜ピストルッ!!」
ルフィのパンチを受け沈んでいく海王類。
「ありがとー、ルフィ…ルフィ?」
お礼を言おうとルフィの方を向くとしかめっ面のルフィ。どうしたんだろ?不思議がっているとルフィが口を開いた。
「いつもより伸びが13センチ少ねぇ…」
「は?」
「いつもより戻りも0.5秒遅ぇし…」
そう言ってパチンと腕を戻すルフィ。
な、なんだ!?これが薬の効果!?
1人考えていると「ああ!」とルフィの驚く声。
こ、今度は何!?
甲板へ降りるルフィを見て思っているとルフィが甲板に生えている芝を見始めた。
「芝が昨日より1.7ミリ伸びてるじゃねぇか!何で手入れしてねぇんだよ!」
ハサミを持ち出してチビチビと切り出すルフィ。
こ、細けぇぇぇぇ!何ミリ単位で話してんのこの子!
芝の手入れをするルフィを見ていると、いきなりこちらを振り替える。するとまたしかめっ面でこちらに向かってくるルフィ。
「な、なに!?」
「***!おめぇ………昨日より0.06ミリ身長伸びてんな!!」
シシと嬉しそうに笑いながら言うルフィに「ハハ…ありがとう…」と引きつった笑顔で返しておいた。
- 10時間後 -
おお!でっけぇ海王類!ゴムゴムの〜ピストルッ!!
…………ルフィ…ちなみに今何メートルくらい伸びたの?
ん?そんなのわかんねぇ!(ニコー)