10時間限定、真逆のあいつ! | ナノ

▽ ゾロ



「あ、居た居た!ゾローっ!!」
「……………うっせーな…」


お昼寝中だったゾロ。
私の声で起き不機嫌ぎみだったが、私の手に持っている物を見て少し機嫌が治ったみたいだ。


「……どう?なかなかの上物!」
「……ほう…いいな」


ニヤリと笑うゾロに酒瓶を渡す。
実はこの酒瓶には薬は入れてきた。ゾロを相手に目の前で入れれる気がしないからね!


乾杯と言ってお互いお酒を飲んでいく。
私も飲みつつ、ゾロをチラ見をすると凄い勢いで飲んでいくゾロ。


ドキドキ


プハッと飲みきったゾロ。いい飲みっプリだな、って思って見ているとゾロがヘラリと笑った。すると私のすぐそばまで近付いてくる。


「***、相変わらず今日も可愛いな」
「……………は?」
「今日も可愛いって言ってんだよ」


そう言って抱き締めてくるゾロ。
勿論、私達は付き合ってたりしてないのでパニックになる。


「は?え?ちょ、ゾロ!?」
「何?焦ってんのか?」


ぎゅーっと抱き締められ、ゾロの胸板に顔が必然的にくっつけられる。


「聞こえるか?***を抱き締めてるから、俺の心臓すげぇ動いてるのが」


確かに凄い動いている。けどそれ以上に私の心臓が動いてるから!!てか何このゾロ!チャラぁぁぁぁい!!
我慢出来なくなり、ゾロの胸板に手を置き離れようとする。


「ちょ、ほんと離してっ」
「何だよ、俺の体触りたかったのか?」
「ち、ちっがーう!!」


何を勘違いしたのか、服を脱ぎ上半身裸になるゾロ。


「***の好きな所触れよ」
「え、いいって!」
「ほら、照れんなよ」


そう言ってゾロが私の手を取り自分の体の方へ持っていく。


「ほら、***の好きな所触れよ」
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」


耳元でそう囁くから私の心臓が限界に達した。
ドンッ!


「へ、変態!ゾロのばぁぁぁぁぁかっ!!」



ドタバタとその場から走り去る。
………無駄にエロかった…






- 10時間後 -



よう!***!いい酒手に入ったんだが飲まねぇか?
!!の、飲まないわよ、ばぁかっ!(バタバタ)
…………………あ?***の奴どーしたんだ?

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