▽ タイツ
最近雨続きで久々の青空。
んー!やっぱり青い海、青い空って素敵だなあって体を伸ばしながら思っているとエースの呼ぶ声が聞こえた。振り替えると笑顔で手を降りながら走ってくるエース。
ほんとこの子は青空が似合うなあ、なんて考えているとエースが近付いてきてビックリした。正しくはエースが持っている物を見てビックリした。
「***ー!網タイツはいてくれよーっ!!」
「ふざけんなぁぁぁぁぁぁぁ!」
網タイツを降りながら笑顔で走ってくるエースに飛び蹴りをした。見事に顔面にヒットし一発KO。ざまーみろ、変態め。
「あーあ、エースの奴いきなり変態発言するから…」
「こいつは順序ってもんを知らねぇのかよい」
エースの後ろから残りの変態が現れたって事は、またしょうもない事話してたな。関わるとろくな事が起きないから立ち去ろうとしたら、変態共に腕を掴まれた。
「まあまあ***ちゃん!今回も一緒に語ろうよ♪」
「そうそう今回は協力して欲しい事もあるしよい」
笑顔で言うサッチとマルコを見て冷や汗しか出ない。
「あ、私ちょっと用事あるからむ「すぐ終わるからさ」
「付き合ってくれたら今度メシでも奢るよい」
ズルズルと私の腕を引っ張りながら歩く2人。え、嘘でしょ?そう思って2人を見ていると目が合い、ニタァァと笑うサッチとマルコ
「い、いやぁぁぁぁぁぁ!親父助けてぇぇぇぇぇ」
私の叫びも虚しく変態トリオに掴まり、会議用の部屋に連れてこられた。逃げるタイミングを伺っているとドアにガチャリと鍵をかけるマルコ。くそう、あの南国頭め。舌打ちをしてると、サッチが喋り出す。
「***ちゃん!ちょっとこのスカートに着替えてくれない?」
ニコニコしながらミニスカートを差し出すサッチ。え、なにこれ。誰のよ。
「あ、大丈夫!3人で***ちゃんに似合うの選んだやつだから!」
「心の声読まないでくれる?つーか読めるなら私が嫌がってるのも分かれ」
「ささっ!着替えて着替えて!」
無視かよ!!仕方なく着替えた。勿論着替える時は部屋から出した。
「***ちゃんスカート似合うねぇ」
「お前もっとスカートはけよ!」
「なかなかいい足してるよい」
ジロジロと見られて心なしか照れる。つーかスカートはかせてどうしたい訳!それを聞いて返ってきた答えに呆れた。
「いや、***に自分好みのタイツをはいてもらおうと思ってよい」
「変態話するのは勝手だけど私を捲き込むの辞めてくれない?」
「とりあえず***ちゃん!これはいて!!!」
また無視かよ!!サッチが私に渡してきたのは黒ニーハイ。ニーハイってタイツと違うよね?そう思ってサッチを見ると気にしてないみたいで「はいて!はいて!」と言っている。……諦めるしかないか……
「はいたけど?」
「ちょ、***ちゃんいいね!可愛いよ!!あーやっぱり絶対領域って最強だわ!!」
デレデレと笑いながら言うサッチと距離をとる。「もうこのままで居てよ」ってデレデレしているサッチを押し退けてエースが「次これ!***!これ!」とさっきの網タイツを渡してきた。
網タイツって………エースあんた、こいつ等と居すぎて純粋な頃のエースは何処に…
少し悲しい気持ちになりつつ網タイツをはいた。
「はいたわよ、エース」
「お、どれどブッ」
私を見た瞬間鼻血を出したエース。いや、あんたがはけって言ったんでしょ。けど、網タイツくらいで鼻血を出すエースにまだ純粋さがあって安心した。
「ほんとエースはまだまだガキだよい。***これはいてくれねぇか?」
そう言って渡してきたのが普通の黒タイツ。マルコにしては普通だな、と思ってはいているとマルコがとんでもない事を言った。
「ただのタイツほど、はかせたまま破くとエロいんだよい」
マルコの言葉に固まってしまった。そして恐る恐るマルコの方を見ると、今まで見たことのない笑顔で近寄ってくる。
「え、ちょ、タンマ!マルコタンマ!!」
助けを求めようとサッチとエースの方を見ると手を合わせて合掌してやがる。「ご愁傷さま」ってボソッと言うサッチに殺意が出た。
「あんた等助けなさいよ!!」
「すまねぇ***。***の事す、す、好きだけどマルコには逆らえねぇ」
「後で美味しいデザート作ってあげるからさ、」
「あんた等ほんと、ふざけんなぁぁぁぁぁぁぁ!」
手を合わせて合掌してる2人にアッパーして必死に部屋から逃げた
- タイツ -
あれ?***どうしたの??
ハルタぁ!犯されるかと思った(泣)
チッ逃げられたか
マルコ、お前そのうち***ちゃんに海軍に放り出されるぞ
(***の網タイツエロかったな……)
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