×××について語ろうか | ナノ


▽ 体位




前回、助けられて見直したのは見直した。
けど全てを許した訳でもないのよ。


「ちょっと、前より悪化してない?」
「「「へ?」」」


お風呂から上がり自分の部屋でゆっくりしようかな、と思って戻ると変態トリオ。
マルコとエースはベットの上でくつろいでるし、サッチは部屋を荒らしている。


「つーか何しに来たのよ」
「もー、俺等がここに来てるって事は***ちゃんも分かるでしょ?」
「……まあね、下らない事しに来たんでしょ」
「分かってるならいいじゃねぇか☆」
「☆を飛ばすな、☆を」
「まあまあ、そう怒らねぇで***も座れよい」
「いや、ここ私の部屋だから」


イラッとしているとサッチがいきなり「女の子の意見も知りたくて」とか言い出した。
その前に私の意見も聞けよ、変態共め。


「…………………なに」
「いやーあのさ、女の子ってどの体位が好きなの?」
「………は?」
「いやね、そろそろしてぇなあって話してたら体位の話になってさ♪」
「あんたねぇ、1人童貞が居るんだから気ぃ使ってやりなさいよ」
「おい!***!童貞ってもしかして俺か!?安心しろ!夢と妄想の中では***と何百回としてるからよぉ!」
「それが童貞でしょ?つーか気持ち悪い妄想に私を巻き込むな」
「***も俺達の事知りてぇだろい(キメ顔)」
「知りたくねぇよい」


ああ、ゆっくりするはずだったのに全くゆっくり出来ない。どうやってこいつ等を部屋から出そうかと考えていても、勝手に話が進み出す。


「いやー、俺ね、騎乗位が好きなんだよね」


きゃ、言っちゃったって恥ずかしがるサッチ。
………おっさんが何言ってんの、気持ち悪い。


「良くない?騎乗位!下から恥ずかしがる相手丸見えだし!入ってる所も丸見えだし?ニヤニヤ」
「……………………(サッチのニヤけ顔きもい…)」
「た、確かに言われてみるとエロいな!!でもよ、俺はやっぱり正常位かなー」
「そりゃあ、何でだよい」
「だってよ、相手の視線を俺いっぱいに出来るんだぜ!?よくね?俺の事しか考えれなくなればいい!」
「……(うわ、童貞らしい考え……けどまだエースは可愛げあるから安心するわ)」
「もろ考えが童貞みてぇだな!エース!」
「うっせぇよ、サッチ!!」


うわ、サッチと考え被った………
少しあの変態と考えが被るというのに、ショックを受けているとマルコがドヤ顔で「たく、これだから童貞わ」とか言い出した。


「一番いいのはバックに決まってるだろい!後ろからガンガン突いて胸や×××を弄りたおして恥ずかしがる相手を見るのが興奮するだろい!腕を縛って逃げれねぇようにしてケツを叩くのもいいよい………」


1人でニヤニヤしながら語るマルコに引いた。
ふと、残りの変態を見てみるとエースも引いてるみたいだった。童貞には少し刺激が強かっただろうな……ドンマイ


まあ、その横でサッチが「それなら騎乗位でも出来るってー!」何て2人で語りだした。



「まあ……エース…あんたはそのままで居てよ」
「***………」
「あんな汚れた大人にならないようにね」
「………おう……けど……」
「なに?」
「サッチや、マルコの話を***相手に妄想してみたらすげぇ良かっブヘッ」


ニタァーと笑うエースを思わず殴った。


「なんだよ***!あんなに…あんなにヤってる時は恥ずかしがって可愛かったのに…!!ハッ!もしかしてこれがツンデレ……!?」
「ちけぇよ」


現実と妄想の区別もつかないのか、この童貞。
………あ、つかないわ、こいつ。






- 体位 -



***ちゃんはどんなのが好きー?
前にも言ったでしょ。焦らすのが好き

(***に焦らされる…あ、やべぇいいなそれ)
(エース…鼻血と息子どうにかしろよい…)

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