×××について語ろうか | ナノ


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「では緊急会議を行う」


サッチが珍しく真剣な表情で喋る。
マルコの部屋にマルコと俺とサッチが集まった。この前***ぶちギレ事件か起き、少しでも機嫌直しをしようという事だ。


「事前に話しておいた通り、***ちゃんの機嫌が直るアイテムは持ってきたか?」
「おう!任せとけ!」
「まあ、***だから分かりやすいしな」
「んじゃ、まあ俺から出すわ」


サッチがゴソゴソと持ってきた袋の中身を出す。


「じゃーん!***ちゃんの似顔絵ケーキ」
「うわ、すっげ!うまそー!」
「なかなか似てんじゃねぇかよい」
「だろ?だろ?」


ほんと***そっくりな似顔絵。これなら***も喜びそうだな……
関心しているとサッチが「エースはなんだ」って聞いてきたから、俺も自慢気に見せた。


「俺は***の想いを手紙に書いた!10枚分!」
「こえーわ」
「お前それストーカーまがいだよい…」
「しょーがねぇだろ!***に対する気持ちが多くてまとまらねぇんだよ」


これでも少ねぇ方なのによっ。何でこんなに不評なのかわかんねぇ。


「ちなみに俺はこれだよい」


マルコが出したのは紙切れ。そこに“俺と素敵な夜を過ごせる券”と書かれてあった。


「いや、マルコの方がこえーだろ!」
「…………マルコ…それ***ちゃんの機嫌直す気あんの?」
「ああ?これでバッチリだろい」
「たく、お前等***ちゃんの機嫌を直したいの?余計悪くしたいの?どっちな訳?」


サッチが飽きれて言ってるが、勿論直したいに決まってる!
3人で、あーでもない、こーでもないと話していると船が大きく揺れた。海王類か何かがモビーにぶつかってきたか?すると甲板が騒がしくなる。
するとマルコが隊長モードになり、隊員達に「どうした」と聞いている。


「そ、それがさっきの揺れで***さんが頭を打って意識を失ってて…」
「***がか!?おい!ナース!早く来いよいっ!」


***の意識がない!?人混みを掻き分けていくと頭から少し血がいた。


「***!?おい!***!!」
「馬鹿野郎!頭打ってんだ!揺らすな!」
「ナースはまだかよい!!」


パタパタとナース達が駆け寄って来た。


「………出血は酷いけど、大丈夫よ。少し額を切っただけ」


ナースの言葉に一安心する野郎共。
良かった…***にもしもの事があると皆が黙ってられねぇからな。
ナースが***の額を消毒し大きなガーゼを張り終わった時***の目が微かに開いた。


「大丈夫か***!!」
「あんまり騒ぐなよいっ!!」


マルコに殴られ痛がっていると***の目が今度はしっかり開いた。


「***!」
「***ちゃぁん!良かったぁ!!」
「心配かけんじゃねぇよい…」
「………………………」


いつもの***ならこんな時でも「うるさい」とか言ったりするんだが何も言わねぇ。どうしたんだと、不思議に思い覗き込むように***を見ると真っ赤になりだす***。


「きゃ、きゃあああああああああああああ!!」


俺を見るなり叫び出しナースにしがみつく***。な、なんだ!?どうしたんだ!!?


「おい、***!どうしっ…「そ、それ以上近付かないで下さい!」え?」


***が俺に敬語………?
いやいやいや、聞き間違いだな。そんな訳ない。***が怪我したからって、動揺しすぎだな俺。


改めて***に近寄り触ろうとすると手を払われた。


「ち、近付かないでって言ってるじゃないですか!ろ、露出狂さん!!」
「ろ………露出狂…………?」


顔を真っ赤にして相変わらずナースにしがみつく***。じょ、冗談だろ?露出狂って………


「ぷ、…………う、打ち所が……ぐふ、悪かったのかしら」
「…………だ、だろうな…じゃなきゃ、***があんな事言わねぇよい……(プルプル)」
「ろ、露出狂さんwwww!」


サッチの豪快の笑いに吊られ、それまで笑いを堪えてたナースやマルコが爆笑し出した。他の奴等はなんとか笑いを堪えてるみたいだけど。


「まあ、とりあえず休ませとけい。立てるか***?」
「……………………(じぃー)」
「どうしたよい」
「そ、その髪型は失敗したんですか…?そこの人も今時リーゼント……ぷ」




あ、マルコとサッチショック受けてらぁ。ザマーミロ。





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おい!冗談だろい!?***!
ねぇ!治るよね!!***ちゃん治るよね!!?
つーかこれ、どーなんだよ!続くのか!?これ!

あまり近くで騒がないで下さい。………変態が移りそう……


ほんとに性格変わってんのか!これ!(泣)

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