▽ 最近の自分達
久々のでかい嵐を何とか乗り切りやっと落ち着いて少し冷たい物でも飲もうかなと思って食堂へ向かっていると、変態トリオが甲板で集まって座っていた。
こいつ等………
「ちょっとあんた等!何してたのよ!嵐大変だったのに!!」
ズカズカと近より文句を言うと変態トリオが振り返った。何か皆暗い顔なんだけど……
「…………***…大変なんだ……」
「さっきまで実際大変だったわ、馬鹿野郎」
エースが口を押さえてそう言うが、ほんと嵐大変だったんだから。
けど全く聞く耳持たないエース。「俺達気付いちまったんだよ…」とか勝手に話し出した。
あまりにも暗い顔して言うもんだから「何を?」って聞くとエースが「俺達最近語ってねぇ……」とか言い出した。
「は?」
「よく考えてみろよ***!このシリーズの題名には“語ろうか”って入ってるのに全然語ってねぇんだ…」
「これは大問題だよい!!」
「全くだぜ…俺達とした事が……」
「…………………………」
あまりの馬鹿さに言葉を失う。
こっちが必死な思いで嵐を乗り切ろうと頑張ってた頃に、こいつ等…………
「***もあまりの大問題で言葉を失ったか?」
「あんた等の馬鹿さに言葉を失ったわ」
「何でだよい!お前気をしっかり持てよいっ!」
「そのままフルスイングして返すわ」
「よく考えてよ、***ちゃん!最初は語ってたのに最近はしてないんだよ!」
「そのまま、このシリーズが無くなればいいのに」
私のこの言葉にため息をつく変態トリオ。やれやれと言った感じで、目で会話をしている。その光景をイラッとしながら見ているとドヤ顔でこっちを見てきた。
「エースくん達の意外な部分が知れて好き(ハート)20代女性」
「私ならマルコにされてもいい!24歳女性」
「サッチの事お兄ちゃんと呼びたいっ10代女性」
「「「どんな隊長達でも好きぃ(ハート)19歳女性」」」
ニヤニヤしながら言う変態トリオ。…………どこの雑誌のインタビューコメントだよ。
「あんた等そんな事考えて虚しくないの?」
「多分そう思ってる奴ばっかだって!」
「全く……***はほんと俺達の魅力を分かってねぇよい…」
「心の中で実は***ちゃんも思ってる癖に〜」
飽きてれ何も言えない……
ドン引きしていると「***」と名前を呼びながらハルタが近寄ってきた。
「……………おやつ一緒に食べない?」
「あーそうしようかな…」
変態トリオに気付き、嫌な顔を一瞬したが見なかった事にしたみたいだ。私もこいつ等の相手するの疲れてきたし、ハルタと一緒に食堂に向かおうとするとエースが私の腕を掴み「俺も行く」って言ってきた。
何か少しエースとハルタの間に火花が散ってるような……何か間に挟まれてるこっちが嫌な汗が出る。
「つーか……エース……腕痛いんだけど」
「お?あ、わりぃ」
「エースさ、もう少し考えて行動したら?***の腕が赤くなったらどうすんのさ」
「そ、そん時は俺がせっ責任をとる!」
何故か顔を真っ赤にして言うエースに「ふーん」とハルタの一言。………この空気何っ!?凄く冷たいつーか重たいつーか…
マルコとサッチを見てみると、どうやら同じようだ。冷や汗を出してこちらを見ている。目で「助けて」って訴えると目をそらしやがった。あんにゃろぉ………
「てか、いつまで***に触ってんの。***に変態が移るじゃん」
「そんな事ねぇ!!」
「どうでもいいから離しなよ」
「どうっ…………ハルタ…てめぇ………」
………………だ、誰か助けて………
- 最近の自分達 -
(あれ………これってギャグだよね)
(だ、大丈夫だよい……次からは、いつも通りに戻ってるよい)
(お、俺メシの用意してこよーっと…)
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コメントは捏造で次からはいつも通りになります(笑)
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