▽ イケメンってほんとズルい
『***ですっ、日直仕事、今終わりましたっと』
日誌を仕上げマルコ先生に提出してエース先生にメールをする。少しドキドキしつつもニヤける。
『そーしん!』
何か外に向かって送信したら早く届きそうな気がして、外に向かってスマフォを向ける。………効果がないのは分かっているんだけどね……
何だか自分の痛さに少しへこんでいると、スマフォが震える。見てみるとエース先生から。先生返事はやっ!
【図書室にいるから】
素っ気ないしたった一言の文章ですらニヤけるとは重症だな、なんて思いながら図書室に向かった。
『失礼しまーす…』
「お、***来たな?」
図書室なんて滅多に行かない為、緊張しつつ入るとエース先生がいた。……て、言うか…………ゴクリ…
エース先生がまさかの眼鏡姿ぁぁぁぁ!!も、萌える…!
1人でエース先生の眼鏡姿に萌えていると「どーした?」ってエース先生が聞いてきた。
『なっ、なんでもないです…』
息を整えながら言う私を見て首を傾げながら教科書を開くエース先生。ダメダメ!折角エース先生が好意で勉強教えてくれるんだから頑張らないとっ!
『……………………………………』
「……と、まあ、こうゆう事だ。って***?聞いてるか?」
『あ、はい!聞いてます!大丈夫です!!』
イケメンってほんとズルいと改めて思ったよ……
エース先生発音凄く綺麗なんだもん!
何度鼻血出そうになったのを止めた事か…!
「まあ、今日教えた所を覚えたら赤点は免れるからよ」
『ありがとうございました!』
「気にすんな!今日はまだする事あるから送ってやれねぇけど、ルフィ呼ぶか」
『いや、大丈夫です!走って帰るんでっ!』
エース先生の返事も聞かずに教室を出た。
眼鏡の破壊力が凄くて耐えれる自信がなかったんだもん!!
- イケメンってほんとズルい -
うひょー過去最高得点!!
お、大丈夫だったか***?
はい!エース先生ほんとありがとうございましたっ
いいって!いいって!じゃあ、頑張ったご褒美にこれやるよ
………………アイス?
おう!新発売出てよっ!他の奴等には内緒なあ!ニカッ
(イケメンだとアイスを渡すだけですら様になるなあ…ほんとズルい)
prev /
next