あおなぐざ | ナノ

▽ いや、何で居るの




♪〜♪♪〜〜


んー何、電話?
寝ぼけながら携帯を取る。ディスプレイを見てみると“ロー”。あいつ今何時だと思ってんの?朝7時なんだけど。でも鳴りやむ気配がないので電話に出る



『……もしもし』
「出るのおせぇぞ***」
『今何時だと思ってんのよ。朝7時よ?7時!』
「***が俺とデートしたいって言ったら、他の女との約束辞めてやってもいい…」


ローが言い切る前に電話を切った。私の言葉無視して何上から目線で言ってんだ。するとまた音楽が鳴る。


「何切ってんだよお前…」
『ごめん、イラッと来たから。』
「まあ、***だから特別に許してやるけど他の女だったら『で、用件なに?私寝たいんだけど』…だから今日、***が俺とデートしたいって言ったらしてやる」
『いや、いい。今日いつものメンバーでルフィの家に泊まりだし。』
「…………麦わらん所にか」
『うん。てかもう切るよ?』


何か急に真剣な声になったローだけど無視して電話を切る。さて二度寝二度寝。どうせルフィの事だから補習も早く終わらないだろうしね。





♪♪〜〜♪〜♪♪〜



んーまた電話?凄い今いい夢見てたのに。ローもしつこいな。音の鳴る辺りを手探りで携帯を探す。ディスプレイも見ないで電話に出るとナミからだった。


「あんた人が起こしてあげたのに、何不機嫌な声出してんのよ」
『あ、ごめんローかと思って…』
「トラ男?なにそれ。てかルフィ補習終わったみたいよ。」


朝あった事をナミに話すとふーんと何だか企んでる声を出してた。何かナミがそんな声を出すと怖いんだけど…


「ま、とりあえず***もルフィの家来たら?他の奴等はもう居るみたいだし?」
『え、そうなの?急いで行く!! 』
「分かったわ。私もそろそろルフィの家着くから」




電話を切ってから急いで用意をする。まあ、ルフィの家まで歩いても5分もかからないんだけどね。軽く化粧をして家を出る。



エース先生ほんとに居ないのかなあ。エース先生の私服見れると思って期待してたんだけどなあ。



そんな事をおもいながらルフィの家の玄関を開ける




- いや、何で居るの -


ルフィおじゃましまーす!!
お、***おせぇぞ!
ごめん、ルフィ……って何でローが居るの?
別に俺が居てもいいだろ?
いや、あんたデートって言ってたじゃん

(…ふーん。トラ男がねぇ。なかなか面白くなりそうじゃない)



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