あおなぐざ | ナノ

▽ やっぱり貴方は悪魔ですか




「明日から冬休みだかあんまりはしゃぎ過ぎて警察の世話にはなるなよい。とりあえず今学期の成績渡すから順番にこい」



マルコ先生の声で皆ゾロゾロと動き出す。
成績なんていらないのに。そんな事を思って居るとシャチがトボトボしながら戻ってきていた。


『なにシャチ。成績悪かったの?』


ひょこと成績を見てみると見事に2と1のオンパレード。


『何かごめんなさい…』
「うるせー!謝られた方が何か傷付くわ!***はどうだったんだよ」
『私は普通だよ普通』


私の成績を見て「お前は敵だ」と言って落ち込んでローとペンギンの元に戻っていった。いや、普通だって、ほんと。てかあの2人のが成績良いって。
そんな事を思って見ているとやっぱり2人の成績を見て更に落ち込んでいるシャチ。やっぱりね。


皆それぞれのリアクションをした所でマルコ先生が「補習は朝からやるよい。出来たもんから帰れるから、まあ頑張れ」と気のない言葉。


『そうじゃん!ちょっとルフィ、早く補習終わらしてよね!!』
「そんな事言ったってよぉ」


情けない声を出すルフィにチョップをして気合いを入れる。ギャーギャー騒いでいるとエース先生が私達に気が付いたみたいで近付いてくる。はわわ。エース先生の至近距離にいまだに慣れてなくて興奮していると、エース先生がルフィにニッコリ笑う。


「何だ、クリスマスお前等デートか?」


やるな、ルフィと言ってルフィの頭を撫でるエース先生。あ、ルフィずるい。


『てかデートじゃないです!クリスマスは毎年皆でルフィの家にお泊まりなんですっ』
「ほー俺ん家にかあ…」


何か考えてるエース先生。もしかしたらエース先生も参加してくれたりするかなあって淡い期待を持ってエース先生を見てみると「その日は帰らねぇようにしねぇとな」とさらりと言った。


『いいじゃないですか!一緒に過ごしましょうよ!』


少し強気でいかないとエース先生は流すのはこの前実証済みだ。どうせ叶わない恋なら徹底的に強気でアタックしてやるんだから!!フンッと鼻息を出して自分に気合いを入れる。



するとエース先生があの悪魔に見える笑顔で
「俺貧乳も嫌だけどガキも嫌だからよ」
って爽やかに言った。




- やっぱり貴方は悪魔ですか -



………え、こっ高校生とかダメなんですか?
えー論外!せめて3年の奴等みてぇに巨乳じゃねぇと
………で、ですよねぇ(慣れたよ、この流れ)



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