あおなぐざ | ナノ

▽ 結構本気で惚れてます




『え、ルフィ補習なの?』



テストも終わり、テストも大体返ってきた。何とか補習をまぬがれいつものメンバーとクリスマスどうするか話して居るとルフィが半泣きで教室に入ってきた。見ないなと思ってたらマルコ先生に呼び出しくらってたのか。



「どうするのよ。今年のクリスマスはルフィなしにする?」
「俺はナミさんと***ちゃんが居れば他のクソ野郎共はどうでもいいよぉvvv」
「めんどくせぇなあ。」
『どうせゾロも独りな癖に…』
「ずりぃぞ!おめぇ等だけうめぇもん食うのか!」
「要領わりぃからなあ、ルフィ。今度俺が赤点取らねぇ方法教えてやるよ!」



今年もいつも通りルフィの家でサンジくんに料理作ってもらおうと思ってたのになあ。
ナミはたまにプレゼント貰えるからと言ってデートしてたりして居ない年もあったが、いつものメンバーが集まってルフィの家でお泊まりってのが私達のクリスマスの過ごし方だ。



『あー今年こそは抜けたかったのに…』




無理だったなあって悔しがる。てか結構ルフィの家に皆で遊びに行ってるのにエース先生と会わなかったんだろう。不思議に思って聞いてみると「エースは昔チャラかったからな!色んな女の所に行ったら2日くれぇは家に帰って来なかったからな!」



ルフィの口から“チャラかった”って言葉を何だか聞きたくなった。いや、イメージがね…。まあ、エース先生がチャラかったのは少し想像が出来たけど…。何てったって巨乳がタイプって…。



『はあ…』
「なーにため息ついてんのよ」
『いや、この恋は試練が多いなって』
「え、本気で惚れてるの?憧れとかではなく?」
『……………そうだよ』



少しびっくりした顔でナミが言うから思わずムッとしてしまった。憧れとかならどんだけ良かっただろうか。一目惚れしてしまったんだから仕方がない。



「まあ応援はするけど、ほぼ無理にちかいわよ」
『そんなの言われなくても分かってるよ』




とりあえず見てるだけで幸せになれる。
今はこれで十分だ。




- 結構本気で惚れてます -



まあ、いざとなったらルフィ使えば?ブラコンみたいだし。下手すればクリスマス会えるんじゃない?
!!ルフィ!早く補習終わらしてよねっ!!



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