Every day with the dearest person | ナノ

▽ お決まりとか辞めてくれ




やましい気持ちまる見えのエースと部屋に向かう。いや、私もエース不足だけどね?何だかそわそわしているエースが可愛く見える。
ドーマさんに教えて貰った部屋はなかなか広くて、部屋に小さいながらもお風呂が付いていた。てかお客さん用の部屋?こんなにいい部屋使っていいのかな?




「***!お前先入るか?俺が先入った方がいいか!?」
「………先に入るね?」
「そ、そうか?そうだよな。そっちの方が…」



ブツブツと何かを言っているエースを放置してお風呂に入ったのが約1時間ぐらい前。久々のお風呂が気持ち良くて思わず長風呂をしてしまい、溺れているのかと心配してお風呂場に入って来たエースを殴ったのは約15分前。私に殴られてへこみながらお風呂に入ったエース。



そして今、エースに押し倒されている。



「あのーエース?何でこんな状況?」
「………俺が我慢出来ないから?」



こっちが聞いてるのに疑問系で返すな!そんな事を思っていると、エースが耳や首元をあま噛みしてくる。


「エース…くすぐったい…」
「ん?味見………」



そう言ってあま噛みを続けるエース。エースのくせっ毛がフワフワしていて、思わず髪の毛に顔をつける。くんくんと匂いを嗅ぐ私。……変態ちっくかな



「***?どうした?俺くせぇか?」



焦りながらエースが自分の腕や髪の毛の匂いを嗅ぐ。しっかり体洗ったんだけどよ!と言いつつ焦っているエース。


「違う違う!エースの匂いって何だか落ち着くから好き」



そう言うとエースの動きが止まった。あれ?私やっぱり変態?とか思っているとエースが少し震え出す。


「〜〜〜〜〜だぁぁぁぁぁ!!***が可愛い事言うのがいけねぇんだからな!」



そう言うとギュウギュウと抱き締めて来るエース。苦しいよっと言っても離してくれない。こうなったら私も!とエースに抱きつく。
ほんとエースの匂いって落ち着くなあ…



そう思っているとどんどん意識が薄れていく




「***…?俺そろそろ限界だから…いいか?」
「…………………………」
「…***…?」
「ぐぅ…………」
「…………………まじっすか…***さん…?」







- お決まりとか辞めてくれ -




誕生日ん時もそうだったよな…!何、わざとなの!?
ぐぅ…エー…ス…
…………くそう、可愛いな





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