Every day with the dearest person | ナノ

▽ いつもの優しい君に戻ってくれ




***の様子が可笑しい。
何故だか分かんねぇがティーチが現れた。バナロ島でのお礼をしてぇんだが、あいつの能力は未知数なうえ不利だ。スモーカーを相手しながらティーチと相手するのはルフィが居ても到底無理だ。


そこら辺の海兵相手なら***でも大丈夫だが、流石にこの状況は柄に合わねぇが逃げるか。
そう思い***に声をかけると、***は俺の方を全く見ず目線はティーチ。
どうしたんだ…?***に触ろうとした瞬間、ジャガーの姿になる***。フゥーーとうなり、まるで猫が怒ってる時みたいだった。まあ、ジャガーなんで可愛いらしいもんではねぇんだが……


するといきなりティーチに向かう***。
まじかよっ!焦りつつ***の後を追う。するとティーチもニヤニヤと笑いながら手をこちらに向ける。


やべぇ、引き付けられる!!


***っ!!と叫んで見てみると、野生の勘なのか素早くティーチの後ろに回る***。すげぇと少し関心していると、ティーチが振り返り***の腰を掴む。


「ゼハハハハ。まさかこんな小娘が猫になるとわなあ!」
「チッ、うっせぇ!触んな!!お前のせいで…!」


ティーチに捕まった事で普段の姿に戻る***。だが、目がまだいつもみたいな優しい目じゃねぇ。
ティーチに殴りかかろうとすると、ティーチに能力で引き付けられる。


「エース!お前やっぱり俺の船に来ねぇか!?」
「誰が行くかボケ。つーかいつまで汚ねぇ手で***に触ってんだよ」


ズボンにかけてある刀を手に取り、ティーチに振りかざす。掠りしかしなかったものの、避ける反動で俺と***を離したティーチ。
それでもまた、ティーチに向けて銃を出し攻撃しようとする***を何とか止める。


「エース!***の奴大丈夫か!?」
「興奮状態になってるわね…」
「ルフィのお兄さん、ちょっと手荒でごめんなさい」


そう言うとロビンが能力で***の腕を縛る。


「エース!戦うか!?」
「いや、ティーチの能力は未知数だ……ここは逃げるぞ」


俺は***を抱え、ルフィはナミとロビンを抱え走り出す。走り際、ティーチがニヤニヤしながらこっちを見ているのを睨みこの場を去った。


フゥーフゥーと牙を出し唸ってる***を強く抱き締めルフィの船へ向かった。


***………どうしたんだよ…





- いつもの優しい君に戻ってくれ -




おい、あの女の写真は撮ったか?
はい!スモーカー中将!
(……ポートガスと一緒に居た女…少し警戒しとくか…)



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