Every day with the dearest person | ナノ

▽ 安定のバカップルと言うことで!




一緒にお風呂に入るとうるさかったエースを何とか黙らせシャワーに入った。
サニーに帰ってくるなり皆から「バカップル」と何度言われた事やら………


バカップルじゃないよね!と自問自答しつつ、周りからそう思われてると何だか恥ずかしかったりで。はあ、とため息をつきながらタオルで頭をゴシゴシと拭きながらキッチンに向かった。



「***ちゃぁぁぁん!良かったら冷たいレモネードをどうぞ」
「ありがとう、サンジくんっ」
「お風呂上がりの***ちゃんも可愛いなあ!」
「おい!サンジ!!俺の***だからな!」


またエースとサンジくんの言い争いが始まったが、皆慣れたようでスルーだ。まあ、私も関わるとめんどくさくなるのは目に見えてるのでスルーするけど。


「***!いい所に来たわ。今日にでも島に着くの。 」
「え!ほんと!?」
「ええ、何でもウォーターセブンに並ぶ水の都らしいわ」


あのウォーターセブンに……って事は凄いデカイんじゃ…今まで上陸した島の中で一番大きいな、と思っているとナミに手招きされた。


「一緒にショッピングでもしない?どうせエースと一緒だとゆっくりできないでしょ?」
「そうなの!!前も島で追いかけられて……」
「ふふ、じゃあ3人で出掛けましょうか」


久々にゆっくり買い物出来るな♪
するとさっきまで騒いでたエースがいきなり「俺とのデートわ!?」って騒ぎだした。


「…………たまにはナミ達とショッピングしたい」
「じゃあ、俺とのデートはどうすんだよ!」
「んー次の日とかじゃダメ?」
「ちなみにログは4日でたまるわよ」
「ほら!余裕あるじゃん!!」
「でもよ……」
「エースもたまにはルフィと出掛けたらいいじゃん!」


素直に納得出来ない様子のエース。デートはするんだし、何が嫌なんだろ。不思議に思っていると、エースが不機嫌そうに話し出した。


「***はよ………ちっとも俺との時間作ってくれねぇよな。」
「え、そんな事ないよ?」
「風呂だって結局あれっきりだし、キスも俺が言わねぇとしてくれねぇし………」


たく、子供かと言いたくなる。
けどデカイ図体をしながら、そんな小さな事に不満を持っていたのかと思うと可愛いかったり。


「はあ、あのねエース。私はエースとはずっと一緒に居るつもりなの」
「そ、それは俺だってそうだ!!***を離したりなんかしねぇ!!」
「…………そんなの、私もそうよ。エースとは離れてやんない。てかエースが私の事嫌いになったとしても別れてやんない」
「俺が***を嫌いになるか!」
「……エースはそう言ってくれると信じてるの。だから言い方は悪いけど、今は麦わら海賊団の皆との時間を大切にしたいの。エースとはこれからもずっと一緒に居れるけど、皆は違うから…」
「…………………」


黙り込むエース。余計怒ったかな?と内心焦っていると小さな声で「わかった」と言ってくれた。


「我が儘言ってごめんね?」
「…………俺は***がしてぇ事は出来れば叶えてやりてぇと思ってる。………寂しいけど我慢する」


エースの言葉が嬉しくて抱きつく。


「ありがとう、エース。大好き」
「俺のが大好きだ」


ふふ、と2人で抱き合いながら笑っているとゴホンゴホンと咳払いが。あ、そういえばキッチンの中だっけ…………






- 安定のバカップルと言うことで! -




私達が居るの忘れないでくれるかしら?
いや、あの………すいません
私達の船なのに、気ぃ使うわ全く
ほんとすいません………



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