Every day with the dearest person | ナノ


▽ 拾い食いはダメ




大好きな弟にまで嫉妬をするエース。嬉しいけど少しめんどくさかったりするのは内緒で。ギャーギャー騒ぐエースをよそにルフィが笑顔で一言。



「花見するぞ!」


麦わら海賊団の船長のこの一言で花見をすることになった。 と、言っても何故か桜の木の横に小さなキャンプファイアー。な、なんで?でもゾロもサンジくんも張り切って作ってた…エースも機嫌が直ったのか「火は任せとけ!」とか言って生き生きと火を着けてたし…
現に今もルフィ、チョッパー、ウソップ、ブルックがキャンプファイアーの周りを歌いながら踊っている。サンジくんは料理を作っていてエースはゾロとフランキーとお酒を飲んでいる。


「カオスだ、カオスな花見だ…」


いや、確かに花見はドンチャン騒ぎするもんだけどさ!キャンプファイヤーが気になって仕方がないんだけど!!
お酒をチビチビ飲みながら皆を見ていると誰かが隣に座ってきた。


「何らしくもない飲み方してるのよ」
「いや、何て言うかカオスで…」
「ふふ、皆楽しそうよ?」


隣に座ってきたのはナミとロビンだった。ロビンの言う通り楽しそうだけど……


「あいつ等に常識求めても無駄よ?」


ナミが笑顔で言った。まあ、そうだよね。ルフィ達だもんね…そんな事を思いながら皆を眺めているとエースと目があった。笑顔で手を降ってる姿可愛いなと思いつつ私も手を降った。


「なーにデレデレしてんのよ」
「え、デレデレしてた!?」


ニヤニヤと笑うナミにからかわれる。ロビンに助けを求めようとロビンを見ると「ほんとに好きなのね」って笑顔で言われた。


「そりゃあ、異世界から来るほど好きなんだもんね?***?」
「え、あ、いや、」
「ふふ、何だかロマンチックね」
「〜〜〜〜〜!あ!この木の実美味しそう!…まずっ!」


笑顔で言う2人に返す言葉もなく恥ずかしくて
少しでも話が反れるきっかけにと、に近くにあった木の実をちぎって食べた。けど、この実美味しくないな…そう思って木の実を見ているとナミが一段とニヤニヤしながら近寄ってくる。


「そんな照れ隠ししなくてもいいのに」
「て、照れてない!照れてない!お腹空いてただけだから!!………え?」


そう手を降って否定をした時自分の手を見てビックリした。


「何で私の手、ネコになってるのー!!?」




- 拾い食いはダメ -



***、貴女が食べたのもしかして悪魔の実じゃない?
え、嘘!これが!?
…………悪魔の実特有の柄がついてるじゃない…



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