Every day with the dearest person | ナノ


▽ 生身の人間には効く




エースと初めて一緒にお風呂に入った。凄くドキドキして緊張したけど幸せだった。けどまさか、エースの白目姿を見るなんて…………




「ブグッ……グフフ」
「***あんたねぇ、エースの気持ちも考えなさいよね…」


最初はショックだったけど今は思い出すと笑ってしまう。


「まあ、何か上手いもん食わせてやるから元気出せよ………あれは男として同情する…」
「………………ありがとな」
「ドンマイエース!!」


あのルフィにまで励まされてるエースを見ると申し訳ないけど面白くて仕方がない。ルフィが満面の笑みで言うから余計。
サンジくんが沢山料理作ってくれたけど、よほどショックだったのかルフィに殆ど食べられていた。



この日は食糧確保の為、無人島だけど小さな島に上陸した。まあ、食糧はゾロやサンジくんがおっきい猪みたいなのやサメとか沢山取ってきてくれた。
ルフィは「冒険の匂いがする!」と行って冒険に出た。放心状態のエースを置いて私と珍しくチョッパーが着いて来て、3人で食べれそうなキノコや果物を取っているとルフィが突然叫びだした。



「すぅんげぇぇぇぇ!!おい、***!チョッパー!こっち来てみろよっ」


ルフィが呼ぶ方へ行くとそこには1本の大きな桜の木。


「わぁ、綺麗!」
「これが桜なのかっ!?」


初めて見る桜に興奮気味のチョッパー。桜に見とれていると、ルフィに腕を掴まれる。ドキッとしているとニタァと笑うルフィ。
あ、嫌な予感しかしない。そう思った時には「ゴムゴムの〜ロケット!」と言って飛んでた。サニー号に着く頃にはボロボロの私とチョッパー。が、ルフィはお構い無し。



「ニシシシッ。花見するぞ!花見っ!!」






- 生身の人間には効く -



ちょ、ルフィ!!生身の人間の事考えて!
ニシシッすまねぇ!
…………笑顔が可愛いから許すっ!!
おい***!何ルフィといちゃついてんだ!!
(あ、元気になった)



prev / next

[ back to top ]


「#オメガバース」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -