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▽ (1/?)






『大きくなったら結婚しようね』




小さな時確かに約束した。約束したけどさ!!あんなの良くあるじゃん!幼馴染みとの淡い思い出ってやつじゃん!




「毎朝毎朝当たり前のように私のベットに入るな!馬鹿ロー!!!」
「うるせぇ…」



いや、うるせぇじゃないでしょ!毎朝起きたらローのドアップ。最初は照れていたが人間慣れる。



「ちょっとお母さん!!何でロー部屋に入れてるの!」
「えーいいじゃない。朝からイケメン見られてお母さん羨ましい♪」


こんのっ………呑気な事言いやがって………


「おい、***。お前急がねぇと遅刻するぞ」
「え、嘘!何で毎朝来るのに起こすの遅いのよ!!」
「お前の寝顔見てたら眠くなんだよ」



朝ごはんもたべずに家を出る。何だかお腹が痛い。生理になりそうだなあって思っているとローが何か渡してきた。


「お前そろそろじゃねぇか?これちゃんと付けとけよ」


そう言って渡してきたのはナプキン……いや、何平然とこんな物渡してくんの、こいつ


「てか何で私の生理周期知ってんのよ!気持ち悪い!!」
「ふっ…俺を誰だと思っている。」


本気で気持ち悪い!小さい時はあんなにシャイで可愛かったのに、どう間違えてこんな変態野郎に…。ローを無視して学校へと急ぐ。何かローが言っているけど無視。


「おはよう、***。今日もギリギリね?またローといちゃついてたの?」
「おはよー…何でローといちゃつかないといけないのよ…」


思わずナミの言葉にため息。


「じゃあ、そんな***に嬉しいお知らせ。今日他校のイケメンと遊ぶわよ!!」
「まじっすか…!ナミさん!!」
「まじです。昨日ナンパされた人と意気投合してね、そういうことに♪」


ほんとこーゆー時ナミの美貌に感謝!いや、こんな事本人に言うと「いつもじゃないの?」と言って怒られるんだけどね…


「いえーい!イケメン!♪」
「おい、***ー。静かにしろよー」
「はーい、シャンクス先生v」


「……………おい***。ほんとに行くのか」
「当たり前でしょ!ここじゃあ、ローの印象強くて彼氏出来ないのよ!」
「…………………………」



「あー楽しみ♪」


イケメンと仲良くなって出来ればお友達になりたい!この学校だとローのせいでなかなか友達出来ないのよね。この前なんかルフィと話してるだけでキレてたし。まあ、ルフィは全く気にしてなかったけど……



ふふ、早く放課後にならないかなあ





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