▽ 不覚にもときめいたのは内緒
※ ローさん変態です。
「………………………」
険しい顔で座っているロー。端から見たら機嫌悪いのかな?って思える。ただでさえ普段から近寄りにくい雰囲気なのに。けど少しその雰囲気がローのかっこよさをより一層出してる気がする。
「……あのスカート丈いいな……」
ごめんなさい。前言撤回で。
「なあ***、最近の女子高生は何故あんなに男を誘惑する格好をするのだろな……」
何真剣な顔で言ってんだ、こいつ。
冷たい目でローを見るとローがドヤ顔でスカート丈について語りだした。正直引く。
「なんだ***、俺の言ってること分からないか?」
「まず分かりたくもねぇよ、変態が」
チッと舌打ちをするロー。いや、したいのはこっちだ。何が楽しくて朝から馬鹿の話に付き合わなくてならない。
「てか黙ってたらかっこいいんだから、黙ってたら?」
「……馬鹿か。俺は思った事は言う!」
いや、それもドヤ顔で言われても、内容が内容なだけ引く。だってスカート丈の事だよ!?気持ち悪い!!
「***、お前は短くするなよ」
「はあ?何で」
「お前の足を他の男に見られるのは気に食わねぇ。***は俺のだしな」
「………ばーか、いつローのになったのよ」
ー 不覚にもときめいたのは内緒 ー
俺とふたりの時はもっと短くしろ!お前はいい細さだからな!膝上15cmくらいのがいいな!よし、早速今日の放課後俺の部屋でそうしろ!!
(ときめいたなんて口が避けても言えない…!!)
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