▽ それとこれとは別
※ 捏造があるので注意。凄く短いです;
私が惚れた男は、第一印象は最悪で馬鹿だし人として終わってると言ってもいいと思える程クズだ。腐れ縁のそいつと幼少期一緒に過ごし、まさかそんな男に惚れて今では一緒に海へ出ている。
「ルフィ先輩もこの海渡ったんだべ」
海を眺めながらそう呟くバルトロメオに「ちょっと」と海図を見せる。
「毎日毎日そればっか。少しは船長らしく航海について考えてよ」
「折角ルフィ先輩と同じ空気吸ってる時に邪魔すんじゃねぇべ」
「うるさい。大体一刻も早くルフィさんに会いたいのなら一緒に考えて」
「んなの航海士のおめぇがどうにかしたらいいべ」
こちらを全く見ず答える船長にイラつきを覚えつつクルー達に指示を出す。海賊団結成時からこの海賊団に居るのは私とバルトロメオだけなので、私が航海士兼、副船長のようなものでクルー達は皆素直に聞いてくれる。
指示を出し終わる頃には呑気に寝ているバルトロメオが。
こいつ…ほんと、なんなのこいつ……
沸々と怒りがこみ上げ、呑気に寝ているバルトロメオの横腹を思いっきり擽ってやると勢いよく起き上がり涙目になっている。
「なぁにすっだべ!!!人が気持ちよく寝てい時に!!」
「…ごめん、ついイラっとして。てかあんたこそ人が一生懸命指示出してるのに寝てんじゃないわよ!!!」
「んなの***ならうまい事するべ」
バルトロメオのまさかの言葉に固まっていると、人の気持ちを知ってか知らずか心臓を止めるような言葉を平然といいやがった。
「俺の相棒は昔から***しかいねぇべ!!!」
「…………あっそ」
たく、こいつのこんな笑顔私だけが知ってれば十分だ
- それとこれとは別 -
って、また寝ようとしてるんじゃない!!!!少しは一緒に航路考えて!
ルフィせんぱぁい…
起きろーっ!!!!
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