▽ どうか夢なら覚めないで
「あ、ルフィ!!それ私のお菓子!!」
「いや、こいつは俺に食われたがってた!!」「菓子ぐれぇで喧嘩すんなよ………」
日曜日久々にエースとルフィの家にお泊まりに来ている。
昨日ルフィと偶然、久々に会って
「そーだ***!明日泊まりにこいよ!久々にゲームしようぜ!!てか今からそうしろよ!」
とお誘いを受けたからだ。
流石に今からは無理なのでって事で断った。凄く苦労したけど。一度言い出したら頑固としてそうする。まあ、親も二人の家なら何も言わないけどね………
久々のお泊まりにドキドキしているのは秘密だ
………ドキドキしていた。最初は。
けど久々のゲーム、久々のお泊まりにはしゃいでしまった。それはもうエース放置でルフィと白熱した戦いをしていた。
まあ、これは昔からそうだったし懐かしい。するとルフィは疲れたのか床に伏せ出した。
「ルフィ、寝るならベットに行かないと。風邪引いちゃうよ?」
「んー俺は風邪ひかねぇから平気だ!それより久々に***と遊んでんだ!まだ一緒に居たい!!」
「………ルフィ!あーもう、可愛い!!」
ぎゅーっとおもわず抱き締める。シシシとルフィが笑っていた。
まあ、エースは呆れ気味だったけど…
「もう***ずっとここに居ろよ!そしたらずっと遊べる!!」
「いや、お隣だから遊ぼうと思えば遊べるだろ」
そう言いながらエースは私とルフィを離れさした。ああ、ルフィ…。
「じゃあ、***がエースの嫁さんになればいいじゃねぇか」
いきなり何を言うんだ、この子。昔からいきなり訳分からない事言う子ではあったが…エースと私、二人とも思わず固まる。
「俺、二人とも好きだから二人が一緒になればいいなあって思ってんだ!それに二人何だかお似合いだしなーシシシ」
眠たくなってきたから寝る!そうとんでもない事をいい逃げしたかのように部屋を出るルフィ
いや、この気まずい状況にして置いてくの辞めてルフィ!!!
「…………………………」
「…………………………」
何か喋らないと!変に意識してると思われる!実際、ルフィにあぁ言われて嬉しかった。けどエースにとっては迷惑だろうし………
「あー……ルフィって相変わらずいきなり変な事言うね………?」
「……………………………………」
精一杯考えた言葉に何も反応しないエース。
いや、反応して!お願い!!何だか恥ずかしいから!!!
何も反応しないエースに恥ずかしくなってきた為「私も寝ようかなあ」と逃げようと部屋を出ようとした時
「なればいいんじゃねぇの?まあ、嫁さんは早いから………彼女からとか………」
真っ赤な顔をしていつもとは別人じゃないかってくらい自信無さげに言うエース。
ー どうか夢なら覚めないで ー
ほっぺたをつねってみる。
あぁ、痛い。これは本当に夢じゃないの?
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