▽ 構って
「何か手伝おうか?エース」
「いや、大丈夫だ。***はゆっくりしてろ!出来たら教えるからさっ♪」
「……………分かった」
私の返事に満足そうなエース。そして料理の続きをし始めた。………久々にエースの家にお泊まりしに来たのだが、エースが張り切って「今日は俺がメシ作るわ!」って言って食材をルンルンで選んでた。
一緒に食材選んでる時も「新婚に見えてるのかなあ」なんて乙女な事考えながら楽しそうに食材を選ぶエースを見て可愛いなって思ったり。
たまにはこんなのもいいなって思ったけど、やっぱり少し面白くなかったり。
だって家に帰った途端料理ばっかりしてて、全く私に構ってくれないんだもん!!いや、嬉しいよ?私の為に美味しーいご飯を作ってくれてるんだし。
けどやっぱりイチャつきたいのが本音。
少しは構ってくれてもいいじゃん!!
楽しそうに料理をしているエースの腰の当たりに抱きつく。
「***っ!?」
「…………………………」
「どうした、***?つーか火ぃ使ってるから離れろ」
「………………いやだ」
「…………」
あ、やば……。エースが頭をかきながらため息をついた。………怒った?
「***…」
「ご、ごめん!邪魔だよね離れるからっ」
パッとエースから離れソファーに逃げようとしたらエースに後ろから抱き締められた。
「寂しかったんだろ?」
「…………そ、そんなことないしっ!」
「ふーん(ニヤニヤ)」
「なっ!何ニヤニヤしてんのよっ!早くご飯作ってよ!」
「わぁかったよ!後少しで出来るからよっ!……メシ食ったら一杯構ってやるよ」
チュッと私の頬にキスをしてナベの様子を見てるエース。ちぇ、余裕な顔しちゃってさ。
「あーもー、お酒飲も!一人晩酌してやる!」
「おーおー飲め飲め!(笑)」
絶対後で嫌ってくらい構ってよね!
- 構って -
おーい***?そろそろ俺限界なんだけどよぉ…
うるさい、エース!私は眠たいのぉー!
さっき淋しがってただろ?相手してやるからさっ!そうだ!一緒に風呂でも入ろうぜ!?
エースしつこーい!1人で入ってきZzz…
(…………イチャイチャタイムが…まあ、***が旨そうに食ってくれたからいいか…)
エースぅ……好きぃ………Zzz
…………ああああ!やっぱり一緒に風呂入ろうぜ!***!?
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