▽ 1
お酒の力ってほんと怖い。
私の横で寝ているエースを見てつくづく思う。私もエースも裸。しかも、ヤった後。
私とエースは付き合っていない。ただそんな関係。これほど大きな海賊だ。島にもなかなか上陸出来なかったりする為、ナースとそーゆー関係な奴等は沢山いる。勿論、私の横で寝ているエースも私以外ともそーゆー関係の人が居ると思う。
え?私?私はエースだけだ。
最初は可愛い歳下だと思っていた。
何事にも全力。私もそんな時あったかなーなんて思ってエースを見ていた。
ある日、敵船との戦闘中エースの戦っている姿を見て不覚にも綺麗だと思ってしまった。
悪魔の実の能力をここまで綺麗に使う人が居るんだと思った。
それからエースから目が離せなくなって、エースの人柄に惚れた。全力なのは全て仲間の為。自分の身の危険なんて関係なしに。
見ていてハラハラするけど、そんな全力なエースにどんどん惚れていった。
告白なんてしなくていいから、見守っていきたかったのに少し飲み過ぎたて酔っ払った勢いでこんな関係。そんな関係をズルズルと続けている。
「はあ………いい歳して何してんのよ、私………」
いい歳した女が酒の勢いで好きな男と………。こんなの若い内だけでしょ………
頭を抱えてため息をついていると横で寝ていたエースがモゾモゾと動き出した
「***…?どーした?」
目をゴシゴシと擦りながら聞くエース。可愛いなって思いながら「何もないよ」と答える。
「ならいいんだけどよっ」
そう答えると私の腰に抱き付いてくるエース
「……どうしたの?」
「***だと、何だか甘えれるんだよなあ…こうやって抱き付いてると安心する」
「………困った弟だわ」
笑って言うと起きていたはずの体がベットへと戻される。
「***相手だと、な…と言う事でもう1回しねぇか?」
「は?もういいでしょ?」
「これも***相手だと何回もしたくなるんだよ」
そう言ってこーゆー時にだけ見せる“男の顔”をしたエースのキスにドキドキしながら答えた
ほんと私馬鹿だわ………
prev /
next