▽ 僕の気持ちを歌にのせて
頑張れ俺!これを貰うためにルフィに焼き肉たらふく食わせたんじゃねぇか。おかげで俺の財布はすっからかんだぞ。
「***ちゃんいつも何歌うの?」
「んーカラオケ久々だしなあ…」
「とりあえずウーロン茶4つお願いします」
「あ、マルコ俺コーラ!…って何でサッチとマルコも居んだよ!!」
そう***と放課後カラオケに来ている。ルフィが友達に割り引き券貰ったみたいで、***と放課後デートの理由に丁度いいじゃねぇかって思って必死な思いで譲って貰った。
***に告白するにも2人っきりだしいいと思ったのに…何でこいつ等も来てんだよ……
「えーカラオケは大勢の方が楽しいじゃん!」
いや、俺の計画が狂うんだよ!!これからどうやって2人になろう考えていると音楽が鳴り出す。俺の気も知らないで誰だよ!!
「あ、俺の入れた曲だわ」
そう言ってノリノリで歌うサッチ。…下手だな
「ぶぐ、サッチ歌へたー!!」
「***ちゃん、分かってないなー!カラオケとは本来楽しむもんだよ?下手でも楽しんだ者勝ち!」
「うおお!サッチ何かかっこいい!!」
「お前等馬鹿かよい」
下らねぇ事言うなら帰ってくれサッチ。お願い!曲を探すフリをしながら***を見ていると楽しそうだ…まあ、楽しそうにしてるからいいか………いや、良くねぇよ。俺の告白どうすんだよ。1人で焦っていると音楽がまた鳴り出す。今度はマルコみたいだ。
「うわ、何かマルコの歌声エロい」
「ドヤ顔で洋楽は腹立つなあ。上手いから余計」
確かにサッチの言うと降りマルコのドヤ顔は腹立つ。しかも今、***エロいとか言ってたよな!?マルコの事好きになったらどうすんだよ!!届いたコーラをストローでブクブク息を吹いていたら***に汚いって怒られた。お前がマルコを意識するような事言うからだろ!?
炭酸の抜けたコーラを飲んでいるとまた音楽が鳴り出す。今度は***が歌うみたいだ。
「女の子〜って感じだなぁ」
「まあまあだよい」
馬鹿野郎、めちゃくちゃ可愛いじゃねぇか!!少し高い声だすのに苦労している姿とか抱き締めたくなる可愛いさだろ!?自分でも分かるくらいニヤけてるな、今。そう思いつつ歌っている***を見ていると***が笑いかけてきた。
え、なんだよ。まさか***もほんとは俺に告白したく「早くエースも何か曲入れてよ」……だろうね。全く何を歌うか決めてなかったが、少しでも***に気持ちが届いて欲しくてバラードを入れた。まあ、有名な曲だ。
最後の所の「君」って歌詞を***の名前で歌った。届け、俺の想い!
- 僕の気持ちを歌にのせて -
ぶぐふふふふ、エースキザ!面白いw替え歌で名前歌うってwww
そ、そうか?面白いか?うけたみたいで良かったぜ………あは…あはははは(泣)
(ブッエースどんまいw)
(まあ、俺だったら引いてるよい)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
エースが歌ったバラードはお任せします!←
prev /
next