ACE | ナノ

▽ 腕枕



「…………エース邪魔」
「うるせー」



そう言って私の胸に顔を埋めて喋るエース。久々の休日、家でゆっくり過ごして居た。


「何でお前今日生理なんだよ…」
「なに、体目的で付き合ってるの?あんた」


そう、久々のデートだったんだけど丁度私が生理になった。それを知ったエースは拗ねている。大きい体して目の前で拗ねられても邪魔なんだけど。


「そんな事ねぇけどよ…やっぱり残念じゃねぇか」


久々に会うってのあるせいか凄い甘えてくる。邪魔って言ったけど少し可愛いかったりする。だってちょっと涙目で拗ねてるエース。本気で拗ねてるな、これ


「でも生理でいつもより胸でけぇな」


………ニヤニヤしながら言ってるのはスルーしとこう。


「てか***も本ばっか読んでねぇで相手しろよな!」


そう言って口を尖らせるエースは……ほんと可愛いな。私が本を横に置くと嬉しそうに顔を上げる。うん、シッポが見えるよ。


「で、何するの?」
「………ちゅーしてぇ」
「…したいの?」
「……………………してぇ」


少しシュンとしながら言うエースが可愛いくて堪らない!!1人で興奮していると引き寄せられチュッと軽くキスをされた。
満足そうに笑うエースを見て「足りない、もっと」とお願いするとチュッチュッと色んな角度からキスをしてくれた。


「うし、昼寝でもするか!!」


横になり手招きをするエースに不思議がっていると、また引き寄せられ今度は腕枕の体制に。



「この枕かたい…」
「文句言うなよ!普通は照れるとか喜ぶとかだろ!」
「エースと付き合う事でそんなウブな私は消えたよ」


なんだよそれって拗ねながら言うエースに大好きだよって言うと嬉しそうに笑っていた



- 腕枕 -



あれ?静かになったけどエース寝た?
……………いや、寝てねぇ…
なら急に黙らないでよね
わ、わりぃ(あーこんなの生殺しだ)

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