ACE | ナノ

▽ 可愛い貴方



「なあ、***!飯食おうぜっ」


「***!トランプしようぜ!トランプ!!」


「***飲もうぜ!」


「なあ、***!」


「***っ!!」


「なあ、「だあああああああああ!さっきから何ですか、エース隊長!!」


「お、やっとこっち見たな!」


ヒヒっと笑うエース隊長に少し苛つく。


「状況見てくださいよ!これ今日までに提出しないとマルコ隊長に、怒られるんですからね!」
「ダメだろ、***!そんなに溜めたら!」
「あんたが溜めたんだろ、あんたが」


すると目をそらすエース隊長。こいつ…………


「兎に角邪魔しないで下さい」
「えー俺***と話してぇのに」


…………何でこの人はこうサラッとこーゆー事言うかな。まあ、この思うままに行動するのがエース隊長のいい所でありダメな所なんだけど…。


「そう言ってくれるのは嬉しいですけど、私マルコ隊長に怒られたくないんで。……もう少し待っててくれますか?」


すると嬉しそうに笑うエース隊長。あぁ、この笑顔に私弱いな…


「じゃあ、終わったら飯食ってトランプな!絶対だかんな!!」
「はいはい、分かりましたよ」


何か小さな子みたいで可愛いなって想う私は、エース隊長自体に弱いのかと実感。すると横にぴったりくっついてくるエース隊長。


「………なんです?隊長。書きにくいんですけど」
「***の傍に居てぇんだよ。気にすんなっ!」


…………何この人!!可愛い!!!犬のように擦り寄ってくるエース隊長にキュンキュンしながら書類を急いで仕上げた。だってエース隊長の相手したいんだもの!




- 可愛い貴方 -



さ、エース隊長終わりましたよ!
じゃあ、メシ食いにいこうぜ!メシっ!!***と食うのが一番うめぇんだよ!!




(やっぱり大型犬だ……耳と尻尾が見えた…!)


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