▽ (06/10)
「…………うーすっ」
「おはよう ………エース」
昨日あんな感じで帰ったから気まずい…
「昨日さ、お前泣いてなかっ「ごめんね?ラブラブで!!」…はあ?」
思わずエースの言葉を遮る
「いやー、サボって案外くっつきたい派みたいでさ!あの後もラブラブしたんだあ!」
って言うのは勿論嘘。昨日もあの後少し気まずい雰囲気になってそそくさと帰った。
アハハーっと笑って誤魔化す。すっごく“納得出来ません!”って顔でエースが見てくるんだけど…!無理があったかなあって焦っていると後ろから抱き締められる
「おはよーす!***!!…ん、エースもおはよーす!」
「サッサボ!!」
「………うす…まあ、仲が良いならいいわ」
そう言うと自分の席に座るエース。な、何とか誤魔化せたかな? するとサボも離れ、何故か頭を撫でられた
「俺がお前を幸せにしてやるから」
その言葉に私は何も返せなかった。そんな事を言うサボはまた、悲しそうな顔だった。こんなに良い人を私は苦しませてるんだと思うと申し訳ない気持ちで一杯だった。
この日を境にエースとはあまり喋らなくなった
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