ACE | ナノ

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ガチャガチャ



エース帰って来たのかな?ふと時計を見ると日付も変わっていた。今日は少し遅かったなあって思いっていると玄関から騒がしい足音が近付いてくる。


「まだまだ飲むぞ!サッチ!!」
「エースこそ先に潰れんじゃねぇぞ!」
「お前等、今夜中だぞ…もう少し考えて騒げよい」


この声はサッチさんとマルコさんか…。エースの会社の先輩方でエースの事を弟のように可愛がってくれている。何回か顔を合わした事はある。


「あ、***ちゃん!!お邪魔しまぁす!いやぁ、ほんといつ見ても可愛いね?エース辞めて俺と付き合わない?」
「あ、あはは…」


う、お酒臭い…これはなかなか飲んで来てるな…多分この流れだと2人ともお泊まりかな?てか、家にあるお酒でこの人達足るのか?酒豪ばっかりなんだけど!


そんな事考えてるとエースと目があった



あっ…久々にまともに顔見たな…


「あー***は別に寝てていいから…適当にしとくし」
「………眠気覚めちゃったからいいよ。何か軽く作ろうか?」


そう言うと何だか嫌そうな顔をするエース。そんなに私と話したくない?私の事嫌いになったの??


そう言いかけた時サッチさんの声が聞こえた


「***ちゃんも一緒に飲もうよ!男ばっかりでむさいのは嫌だしさ」
「あ、いや、でも……」
「頼むよ、***。俺だけじゃあ、この酔っ払い共どうこうできねぇよい」
「…………じゃあ、少しだけ…」
「…………………」



エースの方見ないで答える。多分嫌な顔してるんだろうな…


「よし!***ちゃん!飲もう!飲もう!」


グラスにガバガバお酒を入れるサッチさん。私お酒弱いのになあ…大丈夫かな??


「おい、サッチ。あんまり***に度の強い酒ばっかすすめるなよい。***も無理しなくていいからな」
「あ、はい。ありがとうございます…」


エースの事をチラ見しながらお酒をチビチビ飲んだ

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