ACE | ナノ

▽ 声に出して言おう!





「エ、エース………なかなかこれ恥ずかしいんだけど………」
「うるせーやっと付き合えたんだ。離れたくねぇ」


恥ずかしげもなく、キッパリと言うエース。思わず真っ赤になる私を見て笑う。好きな人に抱き締められながら寝れる訳がない!!!


何故そうなったかと言うと数分前ー……


「いいよ!私が布団で寝るよ!」
「お前がベットで寝ろ!男が女を床で寝かせられるか!!」


こんなやり取りを何回もし続けているといきなりエースが「じゃあ…一緒に寝るぞ」って真っ赤になりながら言うもんだから、こっちも真っ赤になった。


で、今に至るんだが寝れる訳がない!!
ずっと好きだったエースとさっき両思いになったというのに一緒に寝るとか………!!


ぴったりとくっついてくるエース。
案外甘えん坊なのかな?そう思うと可愛いくみえた。ふふと笑っていると「***」と私を呼ぶエース。


「好きだ。大好きだ。絶対離さねぇから覚悟しとけよ」
と言われたので「はい………」と返事をする。


「けど、私もエースに負けないくらいエースが好きだよ」


そう言うとエースは嬉しそうな顔をして私の大好きなあの笑顔で笑っていた。



ー 声に出して言おう! ー


君に誓うよ、絶対泣かせない。俺が幸せにする。


END

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