Unconditional love is promised. | ナノ


▽ 親父様はやっぱり偉大



長かった!長かったよ!え?マルコ落ち?ってくらいマルコしか出てこなかったからね!


しかも私を助けてくれたのがエース!!ニヤニヤが止まらない…!


「ま、親父に軽く挨拶してろい。俺は他の隊長どもにお前さんが目ぇ覚めた事伝えてくるよい」


「え、親父様と二人ですか?」
おいおい、パイナポーそれはハードル高いって…


「***、声に出てるぞ」
「あだだだだ、マルコさん痛い!痛いっす!」
マルコに頭を思いっきり掴まれる。


「呼び捨てで構わねぇよい、後敬語もいい」
「じゃあ、お言葉に甘えて…」


じゃあ、親父によろしくなって言ってほんとに置いていくマルコ。
…やっぱいきなりハードル高いって…


てか今原作のどこら辺なの?頂上決戦の前だよね…きっと…
それなら原作を変えるとしてもエースと親父様を助けたい…
エースが赤犬に倒された時泣きじゃくった。
ご飯も何日も食べれない程に。


コンコン「し、失礼しま〜す…」
…でけぇぇ!やっぱ親父様でかいよ!

「お前がエースが連れてきた女か?」
「!あ、はい助けてもらった者です!!
***って言いますっ!!」


あまりの迫力に早口で答える私。
「グララララ
んなに怯える事ぁねぇよ」
そう答えてお酒を飲む親父様。


ふと胸元に原作では見覚えのない傷を見つける
「あ、あのっその胸元の傷って…」
「…あぁこれか、エースを助ける時に息子にやられてな…まあ、今となっちゃあいい思い出だがな」


グララララと豪快に笑う親父様。
…って事は頂上決戦後?しかも二人は生きてる設定…?
色々考えてると親父様が不思議そうに尋ねた。
「どぉした*** 」


言うべきか悩んだけど親父様には全て話した。自分が異世界から来たこと、自分の世界では二人は頂上決戦で亡くなった事。そして自分がどれだけエースの事が好きでその時泣いたかを…


親父様は疑う事なく優しい笑顔で最後まで聞いてくれた。
最後には「お前は今日から俺の大切な娘。他の奴等には俺から伝えといてやらぁ」と言ってくれた。
そして「エースの事名一杯愛してやれ」と…




- 親父様はやっぱり偉大 -




本当に良かった二人が無事で…
後はサッチがどうなってるかだな…


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