Unconditional love is promised. | ナノ

▽ プロローグ



「ごめん、もう限界」


これが昨日、付き合ってた人に言われた言葉。え?何で?訳分かんない。私が何したって言うの?
そう思って仕事もはかどらない私に同期の子が飲みに誘ってくれた。そこまでは良かった、本当に良かったけど…




「もー***、飲み過ぎ」
「うーだってさあ…うぅ…」


飲みに居酒屋へ向かう途中元カレに遭遇した。それはもう可愛い子が居ました。お決まりのように。


「だってさ!何、あの可愛い子!!いかにも守りたくなるような子じゃん!!」
「まあ***とは正反対な子だったね。あんた、ほっといても生きていけそうだもん。ふっ…」


笑いを堪えている同期。…否定出来ない私もどうなの…




「…うるさいよ…だから現実の男は嫌いなんだよ!平気で嘘つくし!やっぱり私の彼氏はエースしか居ないんだ!!
エースだったら絶対あんな事しない!絶対大切にしてくれるのにぃぃぃぃぃ!」


お酒を飲みながら叫ぶ私に引き気味の同期。知ったこっちゃない。本音だからね、うん。


「あーやっぱ***飲み過ぎ。明日も仕事あるしそろそろ帰ろ?」


同期にそう言われ帰る事にしたけど家に着いて考えるのは元カレの事ばかり。


会社は違うものの同じビルということもあり、何度か顔を合わしている仲良くなり向こうから交際を申し出てきた。
最初は順調だったものの、最近なかなか予定があわずデートと言える事はしていなかった。


それでフラれたんだろうか…


もうマイナスな事しか考えれなくなってきたので寝る事にした。


……こんな世界嫌いだ。





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