▽ 最後は笑顔で
マンションも引き払い、お母さんのお墓に急ぐ。外が少し赤くなってきている。
「ここだよ、エース。お母さん紹介するね?彼氏のエースだよ?」
お墓につきお母さんにエースを紹介する。すると深々と頭を下げるエース。
「初めまして!ポートガス・D・エースって言って違う世界の人間だ。***もその世界に連れていこうと思ってる。***のかあちゃんは心配かも知れねぇが、安心してくれ!俺が絶対守る!絶対幸せにする!!だから………安心して俺達の事見守っていて下さい!」
エースの言葉に泣きそうになる。それを我慢して私もお母さんに思いを伝える。
「お母さん…私大切な人見つけたんだ。さっき挨拶してくれたエース……私の事を凄く大切にしてくれて、いつも私の事を考えてくれる人。向こうの世界に居る仲間達にも信頼されててエース自身も仲間思いの優しい人なんだ。お母さんごめんね?私、違う世界に行く事になってもエースと一緒に居たいの……お母さん寂しい思いしちゃうね?けどお母さんなら分かってくれると思ってるよ……」
言い終わると涙がこぼれた。この世界を離れる事に後悔はない。やっぱりお母さんと離れるのは寂しい。けどお母さんのお墓の前でエースに誓う。
「エース。私は向こうの世界で沢山迷惑をかけると思う。けど私は貴方の傍から離れたくない……大好きなの。大切なの……。だからここで誓わせて?私はこれから先、何があっても貴方を愛するわ」
そう言うと私の涙を拭いながらエースが微笑みながら言う
「ばーか。知ってるか?俺***が思ってる以上に***の事が大切なんだぜ?例え***が俺の事嫌になっても離す気はねぇ。俺自身、***と居てぇから連れてく。かあちゃんと離れて寂しい思いすると思う。けど絶対後悔させねぇ。幸せにする。***、俺も愛してる」
そう言うとぎゅーっと抱き締めキスをするエース。私もエースに抱き付きキスをする。お互い見つめ合い思わず笑顔になる。
お母さん、行ってきます………
そう心で呟いた時、周りが光った
- 最後は笑顔で -
こらから何があっても貴方と離れない
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