Unconditional love is promised. | ナノ

▽ 貴方となら不安も和らぐ



「あんた、なかなか凄い事してるわね……」


とりあえず3人で近くの居酒屋に入った。同期にこれまでの事を説明をすると納得してくれた。まあ、エースが来てるから信じざるえないか…
当の本人は「***の世界ってすげぇなー!」って目をキラキラ光らしながら話している。小さい子みたいで可愛い。


「まっ、***言ってたしね。私の彼氏はエースしか居ないって。良かったね、夢叶って」
「あ、ありがとう…」


同期とそう話していてふと思った。


「エースは何でこっちの世界に居るの…?」
「あー***が消えてからマルコ達にそれを伝えて街の人に聞きまくってよ」


聞いて分かった事は晴れていて何らかの理由の時にだけ、別の世界へ行くらしい。マルコ達と考えたり街の、図書館で調べても分からなかったみたいだ。けど1つだけ分かった事があるらしい。


「消えた奴が戻ってくるのは満月の時らしいぜ」


これも聞きまくって分かった事だ。共通していることは“満月の夜に戻ってくる”って事だけ。それも何故かは分からないらしい……


「ってほとんど分からない事ばっかじゃん…」
「うるせっほんと手がかりなしだったんだって」


「……あのさ、やっぱり***はエースと一緒に行くの?」
「当たり前だろ!その為に俺も来たんだし!」


なっ!***!っと笑顔で言うエース。勿論私の答えは決まっている。


「うん……ごめんね?やっぱり私はここより、あっちの世界のがいいんだ。例えエース達の足手まといになっても……」
「ばーか誰もそう思ってねぇよ」
「………そっか。***がそれで幸せなら私は何も言わない!離れていても友達だからね!エース!!***の事頼んだよ!泣かせないでよ!!この子ずっとエースの事好きだったんだからね!!」
「おう!任せとけ!!***は絶対幸せにする。泣かせない。約束する。」


「あーもう!2人して泣かせないでよ!」
あまりの2人の言葉に泣きそうになる。でもここでまた疑問が1つ。


「いつ向こうに帰るの?え、今から??」
「あーいや。確かこっち来る前にマルコに聞いたら2日後に満月らしいからよ!向かう時昼だったけど、こっち来たら夜だからなあ…ハッキリとは分からねぇけど遅くで明後日には帰れると思う」


大丈夫なのか、ほんと。色々適当過ぎて少し不安になったのは言うまでもない。が、エースとならいいか………






- 貴方となら不安も和らぐ -





***!それならあんた、早く準備した方がよくない?
最悪明日の夜に戻るって事だもんね?仕事も辞めた方がいいよね?
私も明日仕事休むから手伝うわよっ!
あーありがとう!助かる!後、部屋の事もあるし…
なあ、***!腹減ったから飯にでも食いに……


「「ちょっとエースは黙ってて!!」」


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