▽ 幻想的な景色と突然の光
「本格的に寒くなってきたなあ。流石冬島」
洗濯物を干し終わりエースを探す。この後お暇貰ったのでエースとデートをする約束をしていた。マルコと甲板で話してるエースを見つける。
「エース!私の方は終わったんだけど、エースはもう出れそう??」
「俺はいつでも出れるぞ!」
「まあ、ログは4日くらいで溜まるからゆっくりしてこいよい。ただし***、お前さん前科があるからな、エースから絶対離れるなよ?」
「前科って……分かりましたよ!」
「俺が***を離す訳がねぇ!!」
マルコに見送られながら街に来た。雪が降ってて寒いけど、またそれが街のイルミネーションみたいで綺麗だ。この街の名物を食べショッピングを楽しんだ。アクセサリーも冬島ならではの、雪の結晶をモチーフにしたアクセサリーが多くて可愛かった。
「***!欲しい物あれば言えよ?俺買うからさ」
「ありがとう、エース。髪止め貰ってるし十分だよ」
「そうか?サッチは女はプレゼントやると喜ぶって言ってたからよ!」
「私はエースが居てくれたら十分よ」
そう私が言うと嬉しそうな顔をするエース。
「あ、なあ!ここら辺で有名なデートスポットってあるか?」
定員を見つけ訪ねるエース
「南の方の山にクリスタルの綺麗な小さい洞窟がありますよ?綺麗なのは綺麗なのですが、たまに変な噂も聞くのですすめにくいですけど……」
「変な噂ですか??」
「はい………この街の人間もよく行くのですが何人か行方不明になるのです。人によりますが早くて次の日、3日か4日くらいで帰ってきます」
「ただ道に迷っただけじゃねぇのか??」
「私達も最初そう思ったのですが、皆口を揃えて言うのは“別の世界だった”この街の人、旅人関係なくそう言うのです」
別の世界…………エースも私も反応する。まあ、毎回行方不明になる訳でもないみたいだし行ってみる事にした。
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「うわぁぁぁぁぁ!!綺麗!!」
「おぉ!すげぇな!!」
洞窟までの地図を書いてもらい無事につけた。クリスタルがとても綺麗。クリスタル同士の光がぶつかり合って幻想的な景色になっている。
「来て良かったな!」
「うんっ!!こんか景色初めて見たよ!」
二人でクリスタルの洞窟を歩く。すると一ヶ所、他の光方と違う場所を見つけた。近寄って見ると天上に穴があった。
「あ、ここ小さな穴が空いてて太陽が丁度見えるんだあ」
「そんな所あるのか?」
「うん!丁度ここ!エースもこっちおい………」
ピカーッッ!
つっ!!凄い眩しい…!!
「***っ…!!」
- 幻想的な景色と突然の光 -
あれ?エースの声が遠くに聞こえる………
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