Unconditional love is promised. | ナノ

▽ 誰にも取られたくないと思った



書類を溜めていたせいで***に怒られた。結構本気で。
今はマルコの部屋で***は書類をしているみたいだ。マルコと二人とか嫌だから着いていこうとしたら
「エースに邪魔されたくなくてマルコの部屋に逃げるんだからね」
と言われた。もう一回言うが結構本気で。


確かに俺が居ても邪魔になるだけだろぉが、マルコの部屋でって!!しかも二人って!!


モヤモヤした気持ちで甲板を歩いているとクルー達の会話が聞こえた。


「***マルコ隊長の部屋に行ったけど、どうゆう関係なんだ?***はエース隊長じゃねぇのか?」
「俺に聞くなよ。けどエース隊長よりマルコ隊長のが何か似合うな…」
「あぁ、エース隊長とは何か兄妹って感じだけどマルコ隊長とは兄妹って感じしねぇもんなあ」


…………悪かったな色気のねぇ俺等で。
とりあえずクルー達は軽く火傷をさせといた。腹が立ったから仕方がない。


「おーおー!荒れてるなあ!」
ニヤニヤしながら聞いてくるサッチ。


「………うっせぇ」


「言っとくが***ちゃんはモテるからな、エース。呑気に余裕かましてると取られるぞー」


そんな事は俺が一番分かってるよ。人懐こい性格で直ぐに船に馴染んだ***。ナース以外の女が珍しいって事で人気なんじゃない。誰にでも優しい性格をしている***に皆惹かれていく


俺が黙っているとニタァっと気持ち悪ぃ顔で見てくるサッチ。殴ってやろうか。


「そう言えばマルコも***ちゃんの事いいなって話してたなあ」


それを聞いた途端明らかに焦っているのを自分でも分かる。
あのマルコが?***を?じゃあ、今やべぇんじゃねぇの?


サッチの事を忘れマルコの部屋に走り出す俺






- 誰にも取られたくないと思った -




(あれでちったぁ進展あるかな…俺様ほんと弟思い♪)


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