Unconditional love is promised. | ナノ

▽ 感謝と訂正


「ん…」
目を覚めると親父様から貰った部屋の天井


あれ、私帰ってきてる?
ベットから起き上がってみるとビックリした。


イゾウさん、ハルタくん、サッチ、マルコ、エースが私の部屋に居た。そして爆睡。サッチなんてエースに蹴られている。
マルコだけ起きて本を読んでいた


「ん?目が覚めたか?」
「う、うん…これどうしたの…??」


ハハっと笑うマルコ
「エースが助けた後寝ちまったんだよい、お前さん」


あー確かにあの後の記憶ないな…


「で、***が起きるまで部屋出ねぇって馬鹿どもが騒いで仕方がなかったからイゾウと俺で***の側で騒がねぇか見張ってたんだよい」


それを聞いて嬉しくなった。心配かけちゃったな…


「マルコ…ありがとう…」
「礼ならエースに言えよい…」


お、珍しく照れてるのかな?ふふと笑っているとゴソゴソと動く音がした。


「ん…***…??」
「おはよ…エース」


「!***、 お前もう大丈「***ーーー!」ブッ!


あーあ…エース可哀想に……


「ごめんね、***…怖い思いさせたね…?」
***〜…私の名前を呼びながら擦り寄ってくるハルタくん


「心配かけちゃってごめんね?ハルタくん」
「***が無事ならそれでいいよ!!」


そう言いながらも私から離れる気配がない。


「てか、ハルタくん!近い!近いって!!」
「いいじゃん、これくらい」


いや、よくないよ。恥ずかしいよ
なかなか離れてくれないハルタくんに困っていると、ハルタくんに飛ばされたエースが居た。


「いい加減離れろよ!ハルタ!!」
「なに、エースヤキモチー?」
「え?そうなのエース!?」


目を光らして聞くと真っ赤になったエース


「ちげぇよ!!」


って必死に言うから可愛かった。


「そろそろ静にしろよい…だが***、お前さんほんとに大丈夫か?」
「え?怪我も殆どしてないし大丈夫だよ?」
「そうじゃねぇよい、精神的なもんだ」


「あー最初は怖かったけど、エースがぎゅーってしてくれたら安心してさ!大丈夫だよ!!多分寝ちゃったのも安心し過ぎてだと思うんだけ…ど…?」


さっきより顔を真っ赤にするエースが睨んでくる。
え?なに?そんな顔されても可愛いだけだよ?
そしてニヤニヤして見てくるお兄様方。
いつのまにイゾウさんとサッチも起きてたんだ。



「へー。エースがぎゅーねぇ…」
「なかなかやるんだね、うちの末っ子は」


いい歳したおじさんがぎゅーとか言うの気持ち悪いよ、サッチ


「あーうるせぇ!ニヤニヤしながらこっち見んな!!」


何故か知らないうちにお兄様方にかられてるるエース。ほんと可愛いな…


けど皆心配かけてごめんなさい。そしてありがとう……
ギャーギャー騒いでる皆を見て私は心の中で呟いた。




- 感謝と訂正 -




そういえば何で連れてかれたんだ?
それがマルコの彼女と間違えられて!
何かマルコに逆恨みしてたみたいでいいとばっちりだよ!!
私はエースの彼女なのに!ねー?エース
ブゥゥゥゥゥゥ!!バッ、ちげーだろ!馬鹿!!



(マルコの彼女と間違えられたと聞いて何故か苛ついたのは気のせいだ…)


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