ツナテンが持ってるのはランタンです。しかし辞書でランタン引いたら『角形の…』って書いてたからちょっと違うかも。べつに角形でもいいです。ランタンには死ぬ気の炎が常に灯ってて、大きな力を持つそれを守るのは、ツナテンの家系が受け継ぐ大事なお仕事の一つ。

ツナテンの家系は代々、天の平和を守るための騎手団的な…ボンゴレでいいや。ボンゴレの棟梁です。で、神様からランタンのお仕事を承りつつ、戦うときは自分の力に加え炎を使用することを認められている、と。

ちなみにツナテンは神様からえらい可愛がられてると思う。誰かは決めてない。おじいちゃんあたりでいいかもしれん。

ツナテンは棟梁はまだ継いでないものの(継ぐつもりがない)、ランタンを狙うなんて不届き者は天には滅多にいないので、お使い感覚で頼まれてランタンをいつも持っていました。ぼんやりと人間界を見たり、人をこっそり幸せにしてあげたりと平和に過ごしていたある日、ひょんなことでリボテンと知り合います。

リボテンはアルコバレーノの呪い持ち。この呪いはいくつか前の代の神様が作ったもの。(昔日本で虹が不吉なものとされてた感じです)虹を渡し、地上で亡くなった魂を天へ、天で罪を犯した者を地上へ堕とす、という神様からの直轄にあたる仕事をやっていました。こっそり死神とか呼ばれて、周りから恐れられとか良く思われてないとかどうのこうの。ツナテンと出会ったのは仕事に嫌気がさしてきたころです。

最初はツナテンが怖がったりリボテンはめんどくさがったりしますが、人の心を敏感に感じるツナテンはリボテンの影に気付いたり、お互いに惹かれ合ったりとかしてよく一緒にいるようになります。リボテンは恋心を自覚し、ツナテンも好きにはなるけど、仲の良い年上の友達だと思ってる。

ある日二人が一緒に過ごしているときに、リボテンが堕とすべき罪人達が反乱(?)を起こします。めっぽう強いリボテンのことですが、ツナテンが人質に取られ、ツナテンは解放されますがリボテンは絶体絶命の危機。リボテンはツナテンだけでも逃がそうとします。しかしツナテンにはリボテンを置いて逃げるなんてとてもできなくて、リボテンを助けなきゃ、助けたい、という気持ちが強まって強まって、とうとう血由来の炎の力が目覚めます。

ランタンの炎の力も借りて敵をなんとか倒し、しかしツナテンは炎のコントロールが全然なので、避け損ねたリボテンにも炎がもろにかかります。守りたいと思う人には害のない炎なので(ご都合)リボテンは無傷でしたが、炎の浄化の力が働いてしまい、アルコの呪いが消えてしまいました。

呪いが消えてしまったということはリボテンが生れつき持った使命が無くなってしまうということで、アルコはそうなった場合消されてしまうことになっています。

オレのせいでリボテン消えちゃうの…?と泣き出したツナテンに、リボテンはそれを否定して、最後に自分の思いを伝え、光の粒と消えてしまいました。リボテンにいきなり思いを告げられ悲しみつつも少し混乱したツナテンでしたが、リボテンのいない日々を過ごしていくうちに、自分のリボテンへの気持ちにもやっと気づいたのでした。

後日ツナテンの力が目覚めたことを知った神様や父親が、ツナテンを本格的に棟梁として教育させようとします。しかし父親が直接べったりくっついて教えるわけにもいかず、かといって良いかてきょーも見つからず、なにしろ事件以来ツナテンがやけに落ち込んでしまい、それどころではありません。

神様はツナテンを心配してどうしたものかと思いあぐね、話でも聞いて慰めてやろうとツナテンを訪ねます。そのときツナテンから明かされたリボテンについての話で、神様はあることを思い付きます。

またまた後日、ツナテンはかてきょーが決まったと呼び出され、今そんな気分じゃねぇよちくしょー継ぐつもりもないしーと思いながら場所へ向かうと、なんとリボテンがかてきょーとして現れたのでした。

アルコの呪いは先代の神様が造物主=アルコたちの存在は神様の直轄に近かった。なので神様はアルコ達を召集します。アルコ達みんなの呪いを解きその後の普通の天使としての存命を約束することで協力してもらい、リボテンを復活させ、かてきょーとして呼び寄せたのです。リボテンならちょー強いし呪いがないなら仕事もなくなったんだしツナテンの元気もでるしで万々歳じゃないか!って感じで。

そうしてリボテンはツナテンの住み込みのかてきょーとなり、一つ屋根の下どっきどきのスパルタな(いろんな意味で)生活が始まるのでした。いちおはぴえん!
08/06 11:22


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