Give Me All YOU



GIVE Me All YOU
いわゆるオマケ(軽くR指定)





「なんだ?まだ何か用か?」



燕青との口付けを堪能し、満足した様子で部屋に戻った静蘭の元へ、先ほど別れたばかりの燕青が訪れる。
理由を知ってながら、あえて知らないふりをする。




「…ったく。素直じゃねーな静蘭」

「ふん」



そして再び触れ合う唇。
燕青の舌が静蘭の口内をやわらかく刺激した。



「ふ…ぅンンっ」



服の上から胸の尖りをこねられ、静蘭の体がビクっと跳ねる。
頬に朱が差、なんとも色っぽい。
燕青は無意識にゴクリと唾を飲んだ。



「は、えんせ…っ」

「ちょ、ヤベって静蘭」



名を呼ばれただけで、どくりと血が騒ぎ
燕青の自身が頭を持ち上げる。
服越しにも分かるその反応に静蘭がにやりと笑った。



「ったく。楽しそうに笑いやがって」

「実際楽しいからな。お前が焦るのを見るのは」

「性格悪い…」

「は、今更だな、っあ」



燕青の手が静蘭に触れ、逆に燕青がにやっと笑った。



「静蘭だってしっかり感じてる」

「…っうるさい」



ピクンピクンと跳ねる体。
燕青が笑みを深めた。




「濡れてる…」

「言う…っな。ぁう」



いつの間にか肌のほとんどの部分を露出させられていた静蘭。
その美しい肌に燕青の手が這う。
そして、静蘭の昂りへと燕青の頭が下がった。



「え、んせ?!」

「好きだろ?此処…」

「はっ。ひぁあっ、やめ、顔はなせっ…、」



口で奉仕し始めた燕青に慌てて待てと呼びかけるが、燕青は口淫を止めようとしなかった。
淫靡な水音が部屋に響く。
しばらくして、静蘭が一際強く燕青の髪を掴んだ。



「も、離せっ!…っ出る…」

「いいよ。このまま出しちまえよ」

「ヤぁあっ!んぁ、ああっ」



びくっびくっ、と体を跳ねさせ吐き出される精を
ごくりと音を立てて飲み下す。



「静蘭よかった?」

「…はぁ、はぁ…聞くな」

「ははっ。可愛い」

「黙れっ…んむっ…」



口付けると苦味がしたのか、静蘭が眉をしかめた。
そのまま次へ進もうとすると、静蘭がまた待ったをかけた。



「…んだよ静蘭」

「私もやってやる」

「は?」


静蘭の発言に燕青が間の抜けた声を出す。
動きを止めた燕青の下着をするっと脱がせると、完全に立ち上がった燕青自身が顔を見せる。
静蘭は躊躇うことなく、それを口に含んだ。



「え?静蘭、ちょっ…っ」

「黙って感じてろ」

「お前なんで今日そんなに積極て、き…!?っ」



巧みな奉仕に、燕青の限界も近づいてくる。
当然、燕青は静蘭に顔を離すよう促した。
だが、先ほど飲まれたことを気にしてか、静蘭はそのまま止めようとしない。



「静蘭、やめとけって!」

「は、黙…っあ、」

「…っ…」



燕青が無理矢理話した拍子に、精が吐き出され
静蘭の顔にかかる。



「っあわわ。ごめん静蘭、」

「……」

「っ!?静蘭?!」



静蘭はどろりと垂れてくる液体を指ですくい
ペロリとなめとった。
まさかの行動に燕青の声も裏返る。



「……不味い」

「ったりめーだろ。」



静蘭の顔を清め終わった燕青は、静蘭をこちらに向かせると
軽い音を立てて口付けた。



「続きやってもいいか?」

「…いちいち聞くなうっとおしい」



素直じゃない静蘭の言葉に
燕青は苦笑を浮かべながら、もう1度寝台へと体を横たわらせた。



どちらからともなく深く口付けあい
その行為は再開を告げた。






終わり








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