いわゆる一つの






※R-15
義務教育中の人はダメ











恥じらいに頬を染めた静蘭に向かって燕青はにやっと意地の悪い笑みを浮かべた。
そのまま無言で静蘭の足を割開く。



「っ…」



身をよじった静蘭の抵抗を力づくで抑えつけ、起ち上がった性器や後ろの窄まりまでを己の目前に曝す。



「いやらしいな静蘭。まだ何もしてないのにもう反応してるのか?」

「これは…っ」

「期待してたんだろ?」



言い訳は聞かないというように、言葉を重ねると静蘭は悔しそうに黙りこむ。
からかうように蜜を零すそれを指ではじくとびくびくと体を震わした。



「燕青、やめっ」

「ああ、悪いな。こんな刺激じゃ足りねえよな?」

「ちがっ、ああ…!」



ぱくりと口で加えこみ、音を立てて吸い上げる。
過剰なほどに反応する静蘭は、必死に声を抑えているようだ。



「や…ぅ、」

「気持ちいいんだろ?」

「ん、っ」

「言えよ」



かたくなに口を押さえる静蘭。
言葉を引き出すために軽く歯を立てると、口の中のそれは硬度を増した。



「痛い方が感じる?」

「や、あん…っ」

「言わねえと止めるぜ?」



そうして実際に口淫を止めると、静蘭の体が物足りなさそうに揺れた。
生理的に浮かんだ涙でにじんだ瞳で燕青を見つめ乞うように口を開いた。





「いい加減起きないとブチ殺すぞ」




そこではっと覚醒した燕青はきょろきょろとあたりを見渡す。
そこに静蘭はいたが、決して甘く誘うような目ではなく鬼のような目で燕青を睨みつけている。



「ゆ、夢…?」



気付いてからがっくりと項垂れる。
今からがいいところだったのに…。



「起きる気がないなら永眠させるぞ」



もちろん落ち込む燕青など気遣うこともせず、静蘭は容赦のない鉄拳を燕青の頭にお見舞いした。
それでも強く文句を言えないのは、あんな夢を見たからだろう。
でも、欲を言えばもう少し先まで見せて欲しかったと思う。



「いいとこだったのにーーー!!!」



燕青の叫びはやかましいと一蹴され、なんとなく情けない気分になりながら燕青はどんよりとした朝を迎えた。






いわゆる一つの
夢オチ





END


楽しかったです(笑)











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