愛のままに
あ、と思った時には燕青の熱い肉棒がずんと粘膜を擦り上げた。
「…っく、う」
何度も繋がった体は絡み合い、まるで内部に取り込むかのように猛ったものを締め付けた。
「苦しくねぇ…?」
「苦しいに決まってる…っ!このデカブツ……あ、あ!」
「立派だろっ?」
ぐちゅりと卑猥な水音をたてて、半分ほど残っていたものが最後まで中に埋め込まれる。
「はっ、ああ…ん」
息を詰まらせた静蘭にちゅ、と軽い音を鳴らして唇を押し当てる。
ぎゅっと眉をしかめた静蘭だったが、無意識の内に薄く開いた唇からチロリと舌を覗かせ、離れる燕青を追った。
「もっと欲しいか?」
「っだれが…!」
「でも静蘭のここ、口づけたら締め上げてくるぜ〜」
ニヤニヤと好色な笑みを浮かべた燕青の言葉に静蘭は挑発的な微笑みを返した。
「お前のだって大きくなってる」
「そりゃ、静蘭の中は気持ちいいからな」
「…誰と比べてるんだ?」
「誰も居ねえよ。知ってるくせに性格わりぃ」
燕青が体の関係はともかく、心では静蘭しか愛したことがないことを知っての厭味にお返しするように、燕青は育ったもので勢い良く静蘭の内部を突き上げた。
「っああ…!」
前立腺を的確に狙った突き上げに、静蘭の腰がビクンと跳ねた。
反り返り、あらわになった喉元に伝う汗をちろりと舐めると、燕青をくわえ込んだ内部が誘い込むように脈打った。
「静蘭やらしー」
ニヤニヤと嬉しそうに笑う燕青に対し、一瞬ムッとした表情になった静蘭はやや乱暴に燕青の髪を掴み、自分の方へと引き寄せた。
へっ?とアホヅラしている燕青の口をふさぐように唇を押し当てる。
欲望に湿った唇がむにゅっと触れたと思った時には貪られた。
「っんと、たまんねえ…」
「うるさ、っん!」
「ちゃんとこっちもぐちゃぐちゃにしてやるから…あんまり煽んな…!」
「あおっ…ない…!あ、ばか、あああ」
野性的な荒々しい動きに静蘭の言葉は途切れ、嬌声へと変わる。
そこからはひたすらに求め合った。
ぐちゅぐちゅと響く水音になまめかしい喘ぎ声。
永遠にも、一瞬とも思えるその行為は互いの体が白く濁ったものでドロドロになる頃にようやく終わり告げた。
「も、むり…っ」
「俺もさすがに…もう出ねぇわ」
ぐったりと横たわり荒い呼吸を繰り返す。
「疲れた。寝る。」
「へ?さすがにその体で−−」
「任せる。」
言外にドロドロの体をちゃんとしとけよ、と告げて、彼にしては珍しく、安心仕切った様子で本当に安らかな寝息を立てはじめた。
眠ると少しあどけない静蘭をしばらく眺めた後、仕方ねえなあという風に息をはいた燕青はくってりと眠るその体を抱き上げ、ゆったりと湯場へと向かったのだった。
愛のままに
確かめ合う
終わり
山なしオチなし意味なし(^q^)
双玉書いてなさすぎてムラムラしてやってしまいました…!
しかしせっかく18禁を書けるようになったのに、工口を書くのは苦手です…