日記で言ってたインフルエンザの櫂くん




「櫂くん大丈夫?」

「わっ弱ってる櫂なんて珍しいですね」

「飯ちゃんと食ったのか?」

「帰れ」

「心配しなくても大丈夫だよ櫂くん、僕毎年予防注射してるから」

「俺も生まれてからインフルなった事ないから安心しろ」

「僕は今年もうA型もB型もかかりましたので」

「……帰れ」

「でも本当に辛そうだね櫂くん……」

「熱どのぐらいあんだ?水分ちゃんととってんのか?」

「しかし櫂がインフルエンザに負けるってなんか意外ですね」

「確かに」

「ウイルスに強そうなのに」

「……どんなイメージだ」

「でもインフルエンザにかかった事無いなんてウイルスに強いのは三和くんだね」

「おお。確かに、風邪とか全然ひかねぇな。気管支炎とかはよくなるけど」

「下手したら肺炎になって死ぬじゃないですか」

「そっちのが何か嫌だよ」

「一年に二回インフルかかるのも嫌だけどな」

「はい、インフルエンザ辛いですよ」

「小学生の時一回かかってから、それ以来は毎年予防注射してるのでよくわからないです」

「アイチくんは溶連菌感染症とかなってそうですよね」

「えっ何ですかそれ」

「俺も聞いた事な……あっ櫂何笑ってんだよ」

「えっ櫂くん、ようなんとかって病気知ってるの?」

「……知らん」

「中学生の時かかってたじゃないですか」

「……中学はセーフだろう」

「まあ、僕も中一でかかった……というか櫂にうつされましたけど」

「何かよくわかんねえけどお前らウイルスに弱すぎるだろ」

「よう……なんとか感染症ってなんだろう……」

「……幼稚園児や小学校低学年の子供がよくかかる病気だ」

「えっ」

「あー櫂言っちゃだめじゃないですか」


「お前らそれ中学でかかったのかよ」

「うるさい」

「いや、僕は櫂にうつされただけです」

「ちょっと待って僕ってそんな病気になるイメージなんですかレンさん」

「はい、なんとなく」

「しかしお前ら体弱いなー」

「気管支炎に言われたくないですね。ねえ櫂」

「とりあえず帰れ」






19歳の時溶連菌かかって医者に笑われたけど、後に28歳の先生がかかったの聞いたからあの小さい子がなる病気っての嘘なんじゃないかと思う。

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テーマ「人外ファンタジー」
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