緑化計画 #キセキ






「おい、冷房の温度は28゚C設定にしろと言っているだろう」

「うっせーな緑間、28゚Cなんて暑くて冷房って言えねーよ」

「お前らみたいなのがいるから地球温暖化になるのだよ、見習え校内を。緑化計画に貢献した造りになっている」

「あ?何だよそれ」

「緑を増やして二酸化炭素を減らそうという考えですよ」

「ああもう説明する黒子っちも可愛い!…いててて痛い痛いから青峰っち!」

「緑間だからって緑緑うるせーんだよ」

「みどりかけいかくー」

「紫原まで馬鹿にするな!」

「ミドチンのモノマネー、…『緑黄色野菜を食べるのだよ』」

「お前それこの間言われてたやつじゃん」

「『野菜は緑に限るのだよ』」

「そこまでは言っていないのだよ」

「何を騒いでるんだ」

「赤ちん」

「緑間っちのモノマネ大会っスよ」

「違う!」

「赤司くんは何色の野菜が好きですか?」

「………赤かな」

「んだよやっぱ自分の色が好きなのかよ、リコピン赤司」

「死にたいのか」

















待ち合わせ #キセキ






「うーわこれは遅刻確定っスわ、皆怒ってんだろーなー緑間っちとか……ん?メール?」



――――――――――
From 黒子っち
Sub 無題
本文:
今どこにいますか?
――――――――――



「おわーやっぱもう皆揃ってる感じっスか……ん?」



――――――――――
From 青峰っち
Sub バカ
本文:早く来いよ
――――――――――



「青峰っちまで…」



――――――――――
From 緑間っち
Sub 無題
本文:早く来るのだよ
――――――――――



「分かってるっス、今全力で向かってるんスけど道路渋滞してて…」



――――――――――
From 紫っち
Sub 無題
本文:お菓子が
――――――――――



「え?何?」



――――――――――
From 赤司っち
Sub 無題
本文:あと一分以内に着かなかったら退部
――――――――――



「!!!?」






「次はテツヤが場所変更のメールを送るんだよ、涼太が着いた瞬間にね」

「いいんですか?」

「…待ち合わせ場所のすぐ近くに待機して様子見とは、悪趣味なのだよ」

「だってどんな反応をするか楽しみじゃないか」

「あー涼しーなここ」

「ジュース取ってこよー」







「まだ着かないっスか!?…くっそ誰も電話出ねー!運転手さんお願い早く!!」


















VS #キセキ+火神(虫退治注意)






「突然夜中に呼び出して何なのだよ」

「マジだりー帰る、つーか何で集合場所が火神んちなんだよ」

「まあ黒子っちがいるならいいっスけどねー」

「すみません、皆さんを呼んだのには理由があります。…実は、この部屋にあるものが出ました」

「…え?」

「夏ならではのものです」

「……まさか、…幽霊っスか?」

「いえ。…ゴ「うわー!!ちょっと待って欲しいっス!!」

「んだよ黄瀬、お前あんなん怖いのかよ」

「だ、だってGっスよね?あの夏場に突然現れる?」

「皆さんに対処してもらおうと思ったんですが」

「抜かりはない。今日のラッキーアイテムはゴキジェットなのだよ」

「っマジっスか!?」

「んな占いも用意する奴もどっちもアホだろ!!」

「何だと…!」



「つか火神っちはどこっスか」

「退治し損ねてイラついたのか寝ちゃいました」

「俺たち呼ぶ前に叩き起こせよ」

「部屋覗いたら気持ち良さそうに寝てたので…」

「テツお前火神に甘すぎなんだよ!」

「俺たちも黒子には甘いがな」




















黒子争奪戦 #同居編






「黒子っちと一緒に暮らすのは俺っス!」

「いや俺ん家が一番住みやすいだろ」

「馬鹿言え誰が一番付き合い長いと思ってんだよ」

「あの」

「つーかお前ら料理出来んのかよ」

「練習するっス!」

「テツなら俺のために作ってくれんだろ」

「あの、議論してるところ悪いんですけど」

「じゃあジャンケンで決めるのはどうスか」

「ぜってー負けねぇ!」

「負けても連れてくから構わねーよ、なぁテツ」

「だから…」

「お、キセキの皆とお喋りか?」

「木吉先輩」

「迎えに来たんだ、黒子帰るぞ」

「はい」

「「「!?」」」

「ん?この間から俺たち一緒に暮らしてるんだよ」



















アンケート #火黒






「すいません、食べるの遅くて」

「いーよ別に」

「暇つぶしにアンケートでもどうですか」

「やだよ面倒くせぇ」

「抽選で食事券当たるって書いてありますよ」

「………ふーん」



(あ、書き始めた)


(『10代』、『学生』、『火神大我』)


(『ご意見・ご感想』、『うまかったです』…)


(『来店回数』、『2〜3回目』)


(『一緒に来た方』、………『恋人』)


「何だよ食いながらニヤニヤして」

「いえ、何でも」



















傷跡 #火黒






「っ…」

「黒子!ちょっと見せろ」

「大丈夫ですよ」

「大丈夫じゃねぇだろ。だから無理して手伝ってくれなくていいって言ったのに」

「たまには僕も手伝います」

「包丁はいいよ。危なっかしいから」

「…邪魔ですか?」

「そういうんじゃなくて!怪我したら俺が嫌なんだよ」

「…。分かりました」

「バスケするのに支障ねぇかな」

「それは大丈夫ですよ。手の甲を少し切っただけなので」

「先輩たちも心配するかもな」

「そうかもしれません」

「聞かれたらなんて答えんだよ」

「火神くんの家に泊まったときに料理を手伝って怪我して、って説明します」

「お前そこまで言うの!?」

「昨日火神くんが作ってくれた肉じゃが、すごく美味しかったってことも話しますよ」

「…そりゃ良かった」

「また作ってくれますか?」

「…次泊まりに来たときは別のもんにする」

「そうですか。楽しみです」
















花火大会に来ました #火黒






「女物の浴衣って色んな色あるのな」

「そうですね。髪型も華やかですし。可愛いですね」

「…お前のが可愛い」

「え?」

「お前がこの中で一番可愛い」

「…………そういうの、なんでさらっと言えるんですか」



















浴衣選びでまごつく #火黒






「けっこー高けーな」

「そうですね」

「女物の髪飾りって色々あるのな。うわ、高けぇ」

「……どうですか?」

「どっ、おま、かっ…」

「…火神くん、動揺しすぎです」

「いやだってお前それ…」

「当ててみただけじゃないですか」

「………それいくら?」

「買いませんよ」

「…いくら?」

「財布取り出さない」

















遠くから #火黒←青、黄






「俺の方が好きなのに」

「バカ、俺のが好きだっつーの」

「俺の方が格好良いっスよ」

「勝手に言ってろ」

「ねえあれ、何スかあの黒子っちの笑顔」

「いつも見てたよ」

「俺はたまにかなぁ…」

「俺の隣にあったんだよ」

「…お互い寂しいっスね」

「んー」

「でも好きなんスよねぇ」

「…まーな」





















今日のごはん #火黒






「火神くんもうこんな時間ですよ、タイムセール終わっちゃいます」

「やべーな、急ぐぞ」

「はい」

「今日何がいい?」

「うーん、カレー」

「オッケ、野菜はあるから肉とルー買ってくぞ」

「はい」

「じゃーすいません先に失礼します!」

「お先に失礼します、お疲れ様です」



















半分こ #火黒






「火神と黒子はアイス何にする?」

「俺チョコ」

「バニラで」

「お前らってほんと正反対だよなー、食べ物の好みも真逆かよ」

「あ?別にどっちも好きだよ」

「僕も両方好きですよ。わざと別のにしてるだけです」

「わざと?なんで?」

「半分こするので」














嘘 #火黒






「冷房寒くないですか、」

「あー、まぁ少し」

「ここいいですか」

「好きにすれば」



「離れてても君は十分暖かいですね」

「んなことねーよ」

「もう少しそっちに行ってもいいですか」

「…好きにすれば」



「火神くん、本当は寒くないでしょう?」

「…お前だって同じだろ」

「気付いてましたか」

「当たりめーだろ」



「火神くん心拍数早くないですか」

「んなことねーよ、お前だって十分早いよ」

「そんなことありません」

「あるよ」

「火神くん嘘つきですね」

「お前もな」



「冷房止めますか?」

「…別にいーだろ止めなくて」

「そうですね」
















却下 #火黒






「お前アイス何にする?」

「ガリガリ君を」

「お前こういう氷っぽいの好きなの?」

「よく皆で食べてました、青峰くんも買ってくれて」

「…ふーん、じゃあお前これな」

「スーパーカップですか?」

「会計行ってくる」

「ガリガリ君は…」

「スーパーカップ」

「……火神くん」

「何だよ」

「嫉妬ですか?」

「違げーよ」


「…火神くん」

「何だよ」

「ハーゲンダッツの方がいいです」

「っお前人の金だと思って!」



















予測と感情 #青→火黒






「青峰くん、好きな人が出来ました」

「…ふーん」

「驚かないんですね」

「俺に報告する必要なんざねぇだろ」

「一応と思って」

「火神だろ」

「……なんで分かったんですか」

「んなもん見てりゃ分かる。つーかそんな用で呼び出したならとっとと帰れよ」

「でも」

「いいから早く」

「…はい」








「………誰が言うかよ」



















ミートソース #火黒







「黒子、これ見てて」

「混ぜてればいいんですか?」

「そー、ほっとくと底焦げるから」

「分かりました」





「なー黒子これ…」

「はい」

「……」

「火神くん? ……ん、…」





「…………っ、ちょっと待て」

「…どうしたんですか?」

「なんか焦げくさ……あー!」

「あ」

「うわ!ミートソースが!」

「すいません、手止めちゃってました」

「うわお前そんな勢いよく混ぜたら焦げたとこまで混ざっ……あー!」




















そう見えてきた #火黒






「…お前さー」

「はい」

「食い物にするとパンかな」

「は?」

「なんかこう、白くてふわふわしたやつ。噛みごたえのないやつ」

「…火神くんお腹空いてるんですか?」

「あー分かった?」

「分かりますよ」

「お前食ったら美味いかな」

「やめてください」

「見た目は美味そうなんだけど」

「そうですか?」

「うん、白くてふわふわした…」

「またそこに戻りますか」

「おー」

「次の時間が終わったらお昼ですよ」

「んー…」

「今日はどこで食べますか?」

「屋上ー」



















終止符 #火黒






「火神くん、僕が言った言葉を繰り返してください」

「?いいけど」




「『黒子』」

「黒子」


「『誠凜』」

「誠凜」


「『バスケ』」

「バスケ、……なぁこれ何の意味…」

「…………『好き』」

「………」

「火、……っん、」




「んなもんいくらでも言ってやるのに」

「…今言って欲しくて」

「好きすぎるくらいだよ、バーカ」



















たまごやき #火黒






「日向ー、あいつらまた口ゲンカしてんだけど」

「あいつらってあいつら?」

「そうあの二人」




「だから卵焼きは砂糖入りに決まってんだろーが!」

「だし巻き卵の薄い塩辛さがちょうどいいんですよ」

「塩辛い卵焼きなんてオムレツじゃねーか!」

「それを言うなら火神くんは甘党ですか?人の好みを否定するのは良くないです」




「…何だ?あれ」

「卵焼きの味付けで20分近く言い争ってんの」




「つーかお前食べたきゃ自分で作れよ」

「嫌です」

「はぁ!?お前ワガママ…」

「火神くんの料理してる姿も見ていたいので」

「………しょうがねーな、両方作ってやるよ」

「本当ですか?嬉しいです」




「なんか突然いい雰囲気になったな」

「伊月今すぐ止めてこい。あいつらの息の根」




















朝 #火黒






「おはようございます、今日も早いですね」

「んー、目ー覚めちまったから」

「僕も同じです」




「火神くんが毎朝早いのはいつも目が覚めるからですか?」

「…それだけじゃねーな」

「じゃあ何ですか?」

「一番に逢いたいからだよ」

「僕も同じです」



「…キス、していいか」

「同じこと思ってました。僕も」



















のはずが #火黒






「火神くん、いつも作ってくれるお礼に何か僕が作ります」

「マジ?じゃあロールキャベツ食いたい」

「分かりました」


「火神くん、お鍋の場所が分かりません」

「あーそこだよ棚の左奥」


「火神くん、みじん切りってこんなものでいいですか」

「お前それじゃ角切りだよ…」


「火神くん、なんかお鍋が焦げ付いてるんですが」

「なんで!?」


「火神くん、…あれ?」

「頼む、いいから料理は俺に任せてくれ…」




















すみません #火黒






「ほらこれ飲め」

「すみません」

「お前体力付けろよな」

「…すみません」

「まぁ個人差はあるけどさ」

「……諦めてるからかもしれませんね」

「は?」

「火神くんがこうやって介抱してくれるなら、このままでもいいかって…あ、痛」

「ざけんなお前」

「すみません」

「心配するこっちの身にもなれ」



















相手を物にたとえるならば #黄黒






「俺はねぇー…枕っスかね!?黒子っちといると安心するし、枕は睡眠には不可欠だし。だから黒子っちも生きてく上で不可欠!」

「黄瀬くんは…靴ひもでしょうか」

「靴ひも!?モノ以下!?」

「不本意だけど、君がいなくちゃ歩けないくらい大切です」

「黒子っち…」

「…やめてくださいその表情、あと離してください。苦しい」

「だって枕だからね!抱き枕!」

「夏は困りますね…」


















きせかん






「っん、ぅ、……っ」

「テツ、無理して飲まなくていいって」

「んっ……、…青峰くんのだから、飲みたくて…」

「テツ…「っちょっとぉぉ!あんたら部室で何やってんスか!」

「ああ?」

「…………あれ?」

「…黄瀬くん」

「テツが喉痛いって言うからドリンクタイプの風邪薬やったんだよ」

「ちょっと苦かったですけど」



「…はは」

「お前何想像したんだよ」

「いや、ははは」




きせ(の)かん(ちがい)



















くるしい #黄黒






「黒子っち!ねえ、待って」

「近いのでもう少し離れてください」

「ええー安定っスね…」

「君といると苦しいので」

「え!?そこまで!?」

「だからどうか」


(どうか、そうしないと、呼吸がうまく出来ない)

(君が傍にいるだけで)

















しあわせってなんだっけ #黄黒






「黒子っちの食べ方可愛いっスよね」

「はあ」

「寝てる姿もそそるし」

「…」

「抱きしめた時のちょっと苦しそうな顔も好き」

「…変質者ですか」

「あーそっか、」

「?」

「黒子っちがいるから何でも幸せなんスわ」


















蚊に嫉妬 #黄黒






「っ黒子っち何スか!?その首のキスマーク!」

「ああ、これ…蚊ですよ。掻いちゃって」

「焦った…浮気したのかと思ったっス」

「心配性ですね君は」

「つーかむしろ蚊が羨ましいっス、昼間から黒子っちの首筋噛めるとか」

「黄瀬くん気持ち悪いんですが」

「ていうか食われた所もきっとすぐ治るから舐めていい?」

「嫌です」



















明日は何の日 #黄瀬誕キセキ






「黒子っち、明日は何の日か知ってるっスか!?」

「…知りません」

「明日は生ゴミの集荷日なのだよ」

「ちょっと!緑間っちまで!」

「いって!おい緑間クラッカー鞄からはみ出てんぞ、邪魔だろーが」

「!クラッカー…!?青峰っちそれ!」

「やべ」

「峰ちんもみどちんも隠すのヘタすぎー。バレるじゃん」

「ラッキーアイテムなのだよ!」

「黄瀬、そのへんにしておけ。楽しみは取っておいた方がいいだろう?」

「…!はいっス!」

















口実 #黄黒






「黄瀬くん、この部屋冷えすぎてませんか」

「そうっスか?」

「寒いです」

「じゃあおいで、ほら」

「………っくし」

「ほら、こうすればあったかいでしょ」

「……わざとですか?」

「んー?んー」

「設定温度上げればいいのに…」

「だめー」


















アイス #黄青黒






「はい黒子っち、あーん」

「テツそんな柔らけーもんよりこっち食え、こっち」

「柔らけーもんって何スか!そりゃガリガリ君に比べれば…」

「ソフトとか食った気しねーよ」

「つーか邪魔しないで欲しいっス!」

「誰が間接キスなんかさせっかよ!」


ぽとり  ※両アイス落下


「「あっ」」


「…………帰ります」


















差 #青黒+黄瀬






「あー黒子っち何スかそれ!一口ちょーだい!」

「駄目です」

「ええー!」

「テツ何食ってんの」

「パンですけど」

「ん」

「はい」

「あっま」

「そうですか?」

「ちょっと!俺との態度の差は何スか!」

「テツのもんは俺のもん」

「ジャイアンですから」

「ついでに言うとテツは俺のもん、諦めろ黄瀬」

「何でバレてるっスか!」

「え?どういう意味ですか?」



















相槌 #黄黒






「黒子っち構ってよー」

「今課題やってるんですよ」

「最近暑くないっスかー?」

「そうですね」

「湿気で髪セットしてもすぐ崩れちゃうっスよねー」

「そうですね」

「黒子っち俺のこと好きっスよねー?」

「そうですね」

「好きっていうか大好きっスよね?」

「そうですね」

「好きだから課題なんて今すぐやめたいっスよね?」

「そうですね」

「つーか課題よりやらしーことしたいっスよね?」

「そうですね」

「じゃあ今すぐしよ、黒子っち!」

「うわっ……ちょっ、何、何ですか?」

「適当に相槌打つ方が悪いんスよー!」

「ちょっと、…!」



















妨害 #黄黒






「雨すごいっスね、外」

「そうですね」

「明日晴れるっスかねー」

「晴れるといいですね」

「あー夏服買いに行きたいかも。黒子っちついて来てくれる?」

「いいですよ」

「やった!アクセとかも見たいなー、つかお揃いとかもいいっスね!ねー黒子っちもピアス開けない?」

「…嫌です」

「ええー!まぁでも黒子っちがピアス開けたら皆驚くだろーなぁ、緑間っちとか説教始めそうじゃないっスか?」

「あの」

「でもやっぱ俺お揃いのもの付けたいっスわ、ストラップは」

「黄瀬くん」

「ん?何スか?」

「……これじゃ寝れません」



















だから目を離せない #黄黒+キセキ






「このお菓子どうスか?セブンの新作」

「甘さがくどすぎるのだよ」

「えー、そう?ちょっと物足りないよね」

「テツヤに食べさせたいな、涼太、新しいの買って来てよ。早く」

「つーかテツって何か甘い匂いしねぇ?首のとこあたり」



「……黒子っちのことどう思うっスか?」

「言うまでもないのだよ」

「なんかずっと噛んでたいよねー、柔らかいし」

「バスケ以外で触れたら許さないよ」

「つーか最初から俺のだよ」

「……違う!!俺の!俺のっスから!」

















充電 #黄黒






「いた、黒子っち!」

「黄瀬くん?……わ、」

「あーもうほんと探した…」

「…黄瀬くん、ちょっと苦しいです」

「もうちょっと我慢して、今充電中だから」

「充電中?」

「うん、ここんとこ逢えてなかったから、黒子っち切れ」

「……あとどのくらいで終わりますか?充電」

「んー、幸せだから終わりたくないっス」

「そうですか」

「しばらくこのままでもいい?」

「いいですよ、僕も充電しておきます」
















1分 #黄黒






「黄瀬くん」

「何スか?」

「この体制になって小1時間経つことに気付いてますか」

「んーあと1分」

「そう言い続けて小1時間経つんですよ」

「1分って意外と長いっスよねぇ」

「つまり離して欲しいんですが」

「やだ、黒子っち抱き心地いいんだもん」

「1分以内に離れなかったらもう二度とキスしません」

「離れます」


















条件 #黄黒






「ねー黒子っち抱っこ好き?」

「特に」

「キス好き?」

「特に」

「つれないっスねほんと…」

「そうですか?」

「じゃあ黒子っちは何が好きなの。シェイク以外で」

「黄瀬くんが」

「え?好き?俺?」

「黄瀬くんがするなら好きです。キスでも何でも」

「だってさっき」

「あれは質問が悪いです。単にキスが好きなんじゃなくて黄瀬くんとするから好きなんです」

「…理屈屋っスねもー」

「面倒ですか?」

「ううん、大好き」


















リセット #青黒






「テツ、はよー」

「…おはようございます」

「なんだよ」

「別に何も」

「お前まだ拗ねてんの?」

「違います、昨日喧嘩したのにそうやって何もなかったように振る舞える君に呆れてるんです」

「ふーん」

「何で一晩たっただけでそんなに違うんですか」

「一晩もたってんじゃねーか」

「…そういう切り替えの早いとこ、君らしいですよね」

「そういう俺が好きなんだろ?」

「好きですけど」





















嘘 #青黒






「明日から合宿行ってきます」

「へー」

「次に逢えるのは5日後ですね」

「おー」

「青峰くんも部活頑張って下さいね」

「あー」

「寂しくなりますね」

「んー」

「…青峰くんは寂しくないですか?」

「別に」

「そうですか」

「んー」

「僕は寂しいですよ」

「……」

「青峰………わ、」




「…嘘だよ。すげー寂しいよ」






















ジャンケン #青黒






「テツ!ジャンケンしよーぜ」

「いいですよ」

「ジャーンケーン…………っだぁぁぁあ!!」



「騒がしいな」

「またいつものアレっスよ」



「じゃあ青峰くん、今日のお風呂掃除もお願いしますね」

「くっそーお前の出す手読めねぇ!!」



「馬鹿らしいな」

「いい加減青峰っちもジャンケン弱いの認めればいいのに」


















宣言 #青黒+α






「でさー、良が作った弁当がさ…」

「……」

「テツ何怒ってんだよ」

「怒ってなんかいませんよ」

「ほらやっぱ怒ってんじゃん…」

「違いますってば、ただ」

「何」

「下の名前で呼ぶのは僕だけがいいなあって、思って」





「…てことがあったから今度からお前のこと桜井って呼ぶわ」

「あ、はい…」

「別に報告しなくていいんですけどー、つーかそれノロケにしか聞こえないんですけどー」

「お前には言ってねーよ若松!」

「代弁してやったんだよ桜井の気持ちを!!」

「あ、あの…」




















レベルアップ #青黒






「青峰くんが桜井さんの話ばかりするので僕も作りました。お弁当です」

「マジかよ、けっこー嬉しいんだけど」

「食べてください」

「サンキュー、…………」

「どうしたんですか?」

「いや、何だこれ…黒いの」

「そぼろ弁当です」

「…いや違うじゃん、なんか全部黒いじゃん…」

「……いいですよ、捨てても」

「食う!食うって!」

「嬉しいです」

「そんじゃ貰うわ、…………うっ…」

「どうですか?」

「…………うめーよ、ありがとな、テツ」

「よかった、これから毎日作りますね」

「…………!!」








アオミネの 男気が 1 あがった!

アオミネの 最大HPが 1 さがった!


















攻防戦 #青黄黒






「テツー」


「青峰くんなんで休み時間の度に僕のところに来るんですか」

「あー?」

「クラスだって遠いじゃないですか。教科書借りるのだって隣のA組に緑間くんがいるし」

「緑間はいいよ、汚すと怒られそうだし」

「汚されたら僕だって怒りますよ。それより毎時間こっちに来るの面倒じゃないですか?」

「俺がしてーんだよ、つかアイツがさ」

「え?」

「黒子っちー!」

「ほらまた来た!お前帰れよ黄瀬!」

「何なんスかいきなり!?」

「テツに構っていいのは俺だけなんだよ!」

「知らないっスそんなの!」

「二人とも帰ってください、もうチャイム鳴ってます」


















だから止めた #緑黒






「髪触ってもいいですか」

「…何故だ」

「硬そうだと思って、…あ、意外とサラサラしてるんですね」

「………お前の髪は柔らかいな」

「そうですか?」

「ああ」



「…おい、離せ」

「え?」

「手、もう離せ」

「あ。すみません」

「別にお前が謝ることじゃないのだよ、俺のせいだ」

「…え?」

「このままじゃもっと触りたくなる」


















理由 #赤黒






「テツヤ、……」

「どうしました?」

「いつもそればかり飲んでるな」

「ああシェイクですか、好きなので。飲みますか?」

「いい」

「赤、………ん、…」



「テツヤは甘いな」

「…シェイクのせいですよ」

「そうかな。なくても甘い気がするよ」

「シェイク飲みたかったんじゃないんですか?」

「いや。キスしたかっただけだよ」


















♯赤黒






「テツヤ、どこに行くんだ」

「…離してください」

「だめ。離さない」

「赤司くん、」

「拒否権はないって言ってるだろ」

「…だって、」




「だって赤司くんインフルエンザじゃないですか」



















赤司vs朝日  +黒子






「赤司くん起きてください」

「…………ん、」

「朝ですよ」

「……んー……」

「遅刻しますよ」

「…………るさい」

「赤司く………痛っ!」





「あれ、今日黒子っち見学っスか?」

「つーかテツ人差し指どうしたんだよ、包帯巻いて」

「ちょっと噛まれまして」

「え?」

「赤司くんに」


















我が儘と謝罪 #キセキ(赤司不在)




「おい誰だよ窓開けたの!」

「俺っスー、なんか暑くて」

「寒いから閉めといたんだろーが!」

「自分で閉めに行けばいいだろう」

「うるせー緑間、動くの面倒なんだよ」

「峰ちん面倒くさがりだよねー」

「青峰くん、開けますか?」

「黒子っちは青峰っちに甘すぎっス!」

「甘やかすのは良くないのだよ」

「うるせー黄瀬!おいテツ!」

「はい」

「…ごめん、自分で開けるわ」

「黒ちんだけには謝るよねー」

「なんで俺だけうるさいって言われるんスか…」


















言えない #黄赤






「好きー」

「そうか」

「赤司っち、大好き」

「ありがとう」

「…赤司っちは言ってくれないの?」

「お前は自分と同じだけ相手に求めるのか?」

「うーん、まあ、たまにしか言ってくれないってとこもいいんスよね」

「お前は好きとしか言わないな」

「好き以外って? ………あ」

「言えるのか?」

「いや、違うんスよ、思ってるんだけど、そっちの言葉はなかなか言えないっていうか…。赤司っちもそうでしょ?」

「いいや。愛してるよ、黄瀬」

「っ……!えー…!?」

「言えないのか?」

「………あい、………あの、見られると恥ずかし…」

「話す時は相手の目を見るものだ」

「……………愛してます、赤司っち…」

「よくできました」

「……あのさ、好きってほうも言ってみてほしいなー、なんて…」

「……。言わない」

「!もしかして、赤司っちは好きのほうが言いにくいとか…?」

「どうだかな」

「…ねえ、言って?」

「………」

「こっち、ちゃんと見て。今度は涼太って、名前で呼んでよ」

「………涼太。好き、だよ」

「………………もー、大好き。赤司っち、本当に、大好き」

「分かった、分かったから。苦しいよ」

「苦しくしてるの」

「そうか。幸せ者だな、俺は」


















雪かき #氷紫





「あーもーだるい」

「敦、ちゃんとやろう?ほら」

「なんで強制なのこういうの。だから雪国嫌いなんだよね」

「そういうこと言わないよ。敦かき氷好きだろ?」

「かき氷?」

「いやほら例えだけど、この雪シロップかけたらさ、かき氷みたいだろ?」

「あーそっか、うん、それなら好きかも」

「じゃあほら、ちゃんとやろうな」

「んー、終わったらこれ食べていいの?」

「いや、それは止めておこうか」

「室ちんのけち」

「いやいや…」

「雪かきしたらアイス買ってくれる?」

「いいよ。あ、でも雪かき終わったみたいだね」

「ええー…アイスは?」

「買ってあげるよ」

「やったー」

「でも冬にアイスって寒くないか?」

「へいきー寒くなったら室ちんにあっためてもらうから」









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