猫とくまと、まったりお茶を──21歳
21歳ねえ、くますけ。
いっつも顔見てるけど。
いっつもくだらないこと喋ってるけど。
どうしてこんなに辛いのかな。
分かってる。
私は腐れ縁の友達だって。
好きだって知ってるんだよ、向こうは。
生殺しのままだってこと、知ってるんだよ。
それでも私はオトモダチ。
オトモダチでも近くにいることを選んだのは私だけどね。
馬鹿だよね。
どうしようもないよね。
おかしいよね。
ねえ、くますけ。
……泣いていい?
ごめんね、くますけ。
辛くてどうしようもないの。
ごめんね、くますけ――。
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