100字。
100文字以内で、テーマに沿った掌編小説を書く、というバトンを拾って参りました。
こういうものも小説というのか、些か疑問ではありますが。
字数は、携帯のメール編集画面で、残り9900字というのを限度としました。
テーマは5つです。
Q1『月』をテーマに『戦い』を表現する一編。
嗚呼、豊穣を司る貴女に。
誰よりも、残虐な貴女に。
今日も挑み叩きのめされるのだ。
命、果てるまで。
Q2『雨』をテーマに『出会い』を表現する一編。
毎晩あの子を探した。泣きながら、濡れながら。
「おばちゃんどうしたの」
やっと見つけた。身代わりを。
Q3『音楽』をテーマに『別れ』を表現する一編。
楽を奏でる貴方を見つめるのも、今日で最後。
私はあの方の側女に上がります。
想いを伝えぬままに。
Q4『虹』をテーマに『誕生』を表現する一編。
目の前に掛かる七色の橋は伝言の女神。
それだけで分かる。
たった今、我が子が生まれたのだと。
Q5『夜』をテーマに『恋』を表現する一編。
闇の中の唯一の光。
うさぎを愛して止まない人に。
手を伸ばしても届かぬ想いを、どうして伝えようか。
------------------
バトンお持ち帰りブログリバトン置き場メール編集画面の、残り9900字というのはあっという間ですね。
どのお話(文章)も、そうは見えないでしょうけど、結構ギリギリなんですよ。
[ 4/10 ][*prev] [next#]
[mokuji]
[しおりを挟む]