私が此処に家政婦として仕えて何年が過ぎたかしら。



最初は偉そうな身分の高い人達の為に掃除したり、身の回りの世話をするのは嫌だった。










だけど、ライ様だけは私に気を使ってくれたり、ありがとうと御礼を言ってくれた。




それは初めての事で、とても嬉しかったのを今でも覚えている。








ライ様が悪魔の長に任命された日、私に身の回りの世話をしてくれと指名してくれて、更に頑張らないといけないと感じた。











ライ様に抱いている感情は愛情では無くて、尊敬や憧れ的な存在。











だって私には愛する彼がいるんだから。






「シュラ!」


洗濯物を干していたら名前を呼ばれ振り返る。






そこに立っていたのは、真っ白な上下の服を来てエプロンをしている彼。

髪は短めの藍色、吊り上がった目に怖い印象があるけど、笑うと笑窪が出来て可愛く見える。


- 23 -

しおりを挟む

[*前] | [次#]

gratitudeトップ 章トップ




「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -