アイディアが出ないとか、続きを思いつかないという話をよく聞きますが、確かに私もそういうことがたまにあります。
でも、この世には数えきれないほどの人がいて、数えきれないほどの場所があり、いくつもの時代があって、しかも、書くことは真実に基く必要もない…そう考えれば、アイディアがないなんてわけはないと思っています。
要は「何を書きたいか」という焦点をどこに合わせれば良いかがわからないだけ。
連載物を書いててアイディアが浮かばない時は、別の連載物(幸い、放置中の連載物がけっこうあるので)や、短編ものを書いたりもしますが、たいていは浮かばないというより飽きた時にそうしがちです。
連載物はそれまでの「流れ」というものがあるので、ストーリーを大きく動かさず、どうでもいいようなことを書いていればとりあえず更新は出来ます。
どうでもいいようなことを書いてるうちに急にひらめくということもよくあります。
問題なのは、1ページやら短編を書く時です。
「何を書こう?」と考えた時、すぐに思いつく時となかなか思いつかない時があるのです。
思いつかない時は、とりあえず何か一つを考えます。
主人公はこんな人にしようだとか、こういう世界にしようとか。
何か一つ決まったら、無理矢理そこから書き始めます。
無理やりにでも書き始めると、不思議と少しずつ何かが動き出します。
あとは、情報を集める…というのもあります。
たとえば、1ページ劇場にあった「風車の町」というのを書く時はオランダのことを少し調べました。
オランダのことを少し知って(本当にすこしですが)風景をイメージしたりしていると、なんとなく物語のかけらが動き始めました。
つまり、私が思ってるのは、どんなにアイディアの出ない時でも「無理矢理出す!」ということを習慣付けていれば、必ず出るものだということです。
アイディアでないから今日はやめよう…だと、出ない日がたくさん増えてしまうように思います。
そう、私は創作に関してはけっこうスパルタ(死語)なのです。

2014/10/07


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